第11戦フランス:波乱のデイ1、トップはソルド! – RALLYPLUS.NET ラリープラス

第11戦フランス:波乱のデイ1、トップはソルド!

 

 デイ1のステージはストラスブールの南から南西にかけて広がる4本のコースをループする全8SS。その合計距離は148.38kmと、デイ2とほぼ同距離だ。

 SS1と2を終えて1位ローブ、0.1秒差で2位オジエ、3位ヤリ‐マティ・ラトバラというオーダーで迎えたSS3。シトロエンにとって最悪ともいえる事態が発生した。

 ローブのマシンに油圧低下のトラブルが発生。ローブはマシンを止め、戦列を去ることになってしまったのだ。
 これで首位に立ったのは2番手につけていたオジエだ。ペター・ソルベルグが総合2位に浮上し、好調が続くソルドが3位につけた。
 なお、SS3ではキミ・ライコネンがスタート前にウェービングしてタイヤを暖めていた際にクラッシュ。ダメージが大きく、リタイアに終わるなど大波乱の展開となった。

 午前中最後のSS4が終了した時点で1位はオジエ。5秒差で2位ソルベルグ、6.6秒差で3位ソルド、28秒差で4位クリス・ミークと、トップ4以内に2台のMINIが入る非常に興味深い展開となった。

 午後のループステージ、SS6でオジエは「詳しくは言えないがフィーリングが悪化した」と、強ばった表情でコメント。一方SS6、7と2ステージ連続で最速タイムをマークしたソルベルグがSS7でトップに立った。
 ところが、最終SS8の前半に続いたグラベルセクションでソルベルグはパンクを恐れてペースダウン。その結果、2ステージ連続ベストを記録したソルドが首位に浮上。MINI WRCチームはワークス出場4戦目にしてついにラリーをリードすることになった。

 2位には1秒差でソルベルグ、そして3位にはソルベルグと1.8秒差でオジエが続く。優勝争いは上位3名に絞られたかたちだ。



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