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マクレーがAPRCタイトル獲得!

 

APRC最終戦、チャイナラリー龍遊は11月6日、レグ2に設定された6SSを走行。連日続いた雨もなく、ダストも上がるようになったこの日、初日から首位を快走したプロトンモータースのアリスター・マクレー(プロトンサトリアネオS2000)がそのまま逃げ切り、自身初となるAPRCタイトルを獲得した他、併催のアジアカップタイトルも手中に収めた。
総合2位は、サウイーストクムホモータースからチームズ杯要員で起用されたヤリ・ケトマー(三菱ランサーエボリューションX)。ケトマーはAPRC登録外であるため、APRC2位には総合3位のクリス・アトキンソンが入った。
APRC3位は、ペルタミナクスコレーシングのリファット・サンガー(三菱ランサーエボリューションX)。昨年のアジアカップ王者でサンガーのチームメイト、炭山裕矢は、ターボトラブルに見舞われ日中サービスでターボ交換とメカニックも活躍。ドライバーとしては我慢のラリーとなったが、アジアカップ2位で今季の最終戦を終えた。
 
2WD部門では、レグ1でカラムジット・シンを先行したプロトンクスコラリーチームの番場彬(プロトンサトリアネオ=グループN)だったが、この日最初のSSでブレーキホースが切れるアクシデントでタイムロス。リエゾンでの修復でTCに遅着したことでもペナルティを受けたため、念願の2WD部門優勝はお預けとなったが、一年を通して光る速さを見せ続けた。
なお、2WD部門のタイトルはドライバーがカラムジット・シンが獲得。シンの正コ・ドライバー、ヴィヴェック・ポンサムイはビザ取得の関係でニューカレドニアを欠場しているため、コ・ドライバーのタイトルは、番場のパートナー、保井隆宏が獲得した。

これでプロトンは、マクレーの総合、アジアカップ、アトキンソンのパシフィックカップ、シンの2WDタイトル、番場のジュニアカップタイトル、プロトンモータースのチームズ杯、そしてマニュファクチャラーズタイトルと、全タイトル制覇を達成した。

2012年のAPRCは、3月31日から始まるラリー・オブ・ワンガレイ(ニュージーランド)で開幕する。



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