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GRヤリス:「豊田社長からまだ合格点はもらっていない」

©Jun Uruno/RALLY PLUS

東京オートサロン2020で世界初公開となったGRヤリス。2018年にWRCマニュファクチャラーズタイトルを獲得したトヨタの、待望のWRCホモロゲーションモデルの復活だ。

登壇しコンセプトを解説したGAZOO Racing Companyの友山茂樹社長は「初めからレースに勝つための市販車を作る発想。操る楽しさを教えてくれるクルマで、雪道を走りたい、ラリーに出てみたいという気持ちを呼び覚ましてくれるクルマだ」と、その意欲を情熱的に語った。

加えて製造ラインにも変革を起こし、GR専用ラインであるGRファクトリーも新設したというから、この“スーパーホットハッチ”への気合いがうかがえる。その開発は、滑り出しから困難続きだったと明かし「豊田章男社長からは、実はまだ合格点をもらっていない。発売ギリギリまで開発を煮詰める」と意気込みを語った。

また、昨年開催されたTGRFの現場では友山社長が2万5000台を売りたいとも発言しており、GRカンパニーとしては、このGRヤリスをベースとしてWRカーを開発する方向で考えている様子。2022年シーズンからは車両規定がハイブリッドになることが定められており、TOYOTA GAZOO Racingとしては1年限りとしても新型をベースとしてWRCを戦う狙いが透けて見える。

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