フォルクスワーゲン、モータースポーツ活動はEVに集中。ポロGTI R5のサポートは継続 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

フォルクスワーゲン、モータースポーツ活動はEVに集中。ポロGTI R5のサポートは継続

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フォルクスワーゲンは、今後のモータースポーツ戦略としてEVに専念することを発表した。内燃エンジンを使用したマシンのワークス活動は終了、電動のレーシングカーに移行することを明白に主張している。

「技術面におけるパイオニアとしての役目は、電動レーシングカーのID.Rに引き継ぐ。すでに米国のパイクスピーク、ドイツのニュルブルクリンク、英国のグッドウッド、中国の天門山で電動自動車の重要な記録をマークしているマシンだ。さらにフォルクスワーゲン・モータースポーツは、モジュラー エレクトリック ドライブ ツールキット (MEB)をベースとしたこの ID. ファミリーのために新たなモータースポーツのコンセプトを築いていく」と、フォルクスワーゲンのパッセンジャーカーブランド技術開発担当取締役のDr.フランク・ウェルシュはコメント。
「フォルクスワーゲン・モータースポーツは、 ID.Rで新しい分野を切り拓いており、世界各国で打ち出した記録が電動自動車の壮大なポテンシャルを示している。今、まさに将来に向かうための新しい一歩を踏み出す時だ。モータースポーツでは、フォルクスワーゲンは断固としてeモビリティにコミットし、内燃エンジンを使用したワークス活動には別れを告げる」

フォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクター、スベン・スミーツは、「電動自動車は、計りしれないほどの開発のポテンシャルを持ち、この点においてモータースポーツは先駆者になることができる。一方で、将来の量産車の開発において、動的な実験室となり、さらには、人々に向けてさらに電動自動車に興味が向くような、納得していただけるマーケティングの地盤にもなる」と説明する。
「だからこそ、我々はワークスベースで電動自動車に対しこれまで以上にコミットするのであり、MEBの開発とともに活動を広げ続けていく。将来の自動車に適した革新的な技術に、我々は専念していく」

これに対応し、フォルクスワーゲン・モータースポーツのカスタマースポーツプログラムも、電動化されることになる。最初の段階では、様々な手法やプラットフォーム、車両タイプを調査、評価を行っていく。併行してレース用のゴルフGTI TCRの開発は、2019年いっぱいとし、新世代での後継のリリースは行わない。ただしカスタマーサービスとスペアパーツの供給は、長期間に渡って保証されるとしている。

ラリーカーのポロGTI R5は、フォルクスワーゲン・モータースポーツのカスタマースポーツにとって不可欠な存在として残り続け、カスタマーチーム向けの製作は今後も継続。ハノーバーの拠点が継続するカスタマーサポート、スペアパーツの供給、ポロGTI R5の競争力維持について責務を担う。一方で、ポロGTI R5でのワークス支援という形での競技エントリーは、今後は行わないという。

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