WRCスペイン:39位完走の勝田「今後につなぐことができた一戦となりました」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスペイン:39位完走の勝田「今後につなぐことができた一戦となりました」

©TOYOTA

ヤリスWRCでスペインに挑んだ勝田貴元は39位で完走を果たした。大雨のレッキ、トップ10入りした初日、トラブルに見舞われた2日目と波乱のラリーを戦い抜き、しっかりとフィニッシュまでヤリスWRCを運んでみせた。

今回のラリーを通じた総括をお願いします
「トラブルはちょっと残念でしたが、全体的に自分たちの立てた目標どおりの走りができました。昨日も言いましたが、とても良い経験になりました。状況のなかでできることをきちんと割り切ってできた点が良かったと思います。今回もところどころいけたらいきたいなと思うような気持ちはありましたが、そこもしっかりコントロールして今後につなぐことができた一戦となりました。全体的に見ていいラリーだったかなと思います。正直なところ、パワーステージのタイムを見るとすごいなと思いますが、これも経験と自信だと思うので……いつかあそこのレベルで走れるように頑張りたいと思います」

ラリー最終日を振り返ってどうでしたか?
「今日のコースは昨年も走っているので、ペースノートのチェックと、ちょっとずつトライしながら走りました。路面の変化で滑る場所と滑らない場所があって、僕が去年まで経験していたR5ではそこまで気にしなくても良かったのですが、このクルマになるとそういう違いが顕著に出るので、そういうところも入れなくてはならないという学びがありました。ふたつ目のSSは新しいステージで、高速セクションとタイトなセクションが入り乱れていて、難しいステージでした。両方とも良い学びがあったので良いループでした。変なミスをしてここまで頑張ってきたものを無駄にしたくはないので、来年そして日本に向けて自信を失わないように、将来につなげられる終わり方をしたいと思います」

今後に向けて見えてきた課題とは
「グラベルは割といいパフォーマンスを出すことができたので、引き続き頑張っていけばまだまだ速くなると思います。ターマックに関してはペースノートなどもっと具体的に、正確にしていかないとタイムが出ないと感じました。オィットさんと話す機会もあるのでいろいろ学んでいきたいと思います」
(Keiko Ito)



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