ラリー北海道:2日目の競技を終えて新井大輝がリードを拡大、APRCはマイケル・ヤングが首位独走 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ラリー北海道:2日目の競技を終えて新井大輝がリードを拡大、APRCはマイケル・ヤングが首位独走

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JAF全日本ラリー選手権(JRC)第8戦「ラリー北海道」は、9月21日(土曜日)に7SSを走行し、新井大輝/小坂典嵩(スバルWRX STI)が、2番手の新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)に15.4秒差をつけて、首位の座をキープした。25.7秒差の3番手には鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI)がつけている。

初日のスーパーSS「SSS Sammy SATSUNAI」でトップに立った新井大輝は、この日行われたヤム・ワッカとクンネイワの林道ステージ4本全てでベストタイムを記録。SS3ヤム・ワッカ1のジャンプで背中を痛めながらも、2位以下との差を大きく広げて見せた。

「クンネイワのジャンプでアンダーを打ってしまって、アライメントが狂ってしまいました。その時の衝撃で背中も終日痛みました。それでも2本目の陸別でミスが続いた以外は、悪くない走りができたと思います。今日のステージはラリー北海道にしては、少しバンピーでしたね。明日はアドバンテージをしっかり維持できるように走りたいです」

2番手につけた新井敏弘だったが、この日はベストタイムを刻むことができず、「どのステージでも大輝に少しずつ負けて、勝てませんでした。20kmも走って2~3秒と微妙に遅れてしまう。ひとつでもベストを獲れていれば、納得できるんだけど……」と、首を捻る。

陸別で2度のベストタイムをマークした鎌田が3番手。1分16.9秒差の4番手につける勝田範彦(スバルWRX STI)は、「いいフィーリングで走れているのに、タイムがついてこない」と語る。ランキングトップの奴田原文雄(三菱ランサーエボリューションX)は、今日のオープニングとなったSS4で鹿にヒット。マシンのフロントセクションに大きなダメージを負って、首位から3分27.5秒差の6番手に沈んでいる。

併催イベントのアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)第7戦/日本スーパーラリーシリーズ(JSR)第4戦は、初日首位のマイケル・ヤング(トヨタC-HR)が、2番手に浮上した増村淳(三菱ランサーエボリューションX)に3分59.3秒差をつけて、首位を独走している。

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RALLY HOKKAIDO 全日本ラリー選手権 SS8終了時点結果
1. 新井大輝/小坂典嵩(スバルWRX STI) 1:10:31.3
2. 新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI) +15.4
3. 鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI) +25.7
4. 勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI) +1:16.9
5. 柳澤宏至/保井隆宏(スバルWRX STI) +1:39.8
6. 奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX) +3:27.5

RALLY HOKKAIDO アジア・パシフィックラリー選手権 SS8終了時点結果
1. マイケル・ヤング/グレン・マクニール(トヨタC-HR) 1:12:54.2
2. 増村淳/竹原静香(三菱ランサーエボリューションX) +3:59.3



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