C-HRでのデビュー戦に挑むマイケル・ヤング「ラリーカーらしいマシンに仕上がった」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

C-HRでのデビュー戦に挑むマイケル・ヤング「ラリーカーらしいマシンに仕上がった」

©Naoki Kobayashi

アジア・パシフィック・ラリー選手権(APRC)第7戦ラリー北海道に、クスコ・レーシングが自社開発した「トヨタC-HR」を投入する。これまでAPRCとJSRに参戦してきたヤリス4WDに代わるマシンとなり、APRC・AP4規定に則って開発。エンジンはヤリスからキャリーオーバーされたTRD製2リッター直4ターボを搭載し、ドレンス製5速シーケンシャルギヤボックスが組み合わせられる。

ドライバーを担当するのは、ヤリス4WDのステアリングを握ってきたマイケル・ヤング。チームは7月に3日間、ラリウィーク直前に2日間のテストを行っており、1000kmのマイレージを重ねてデビュー戦を迎えた。ヤングも「自信を持ってラリーに挑める」と、手応えを語る。

「C-HRはとてもいいマシンだね。ラリー前にしっかりとテストできたことで、すごくポジティブなフィーリングを得ることができた。ヤリスはとてもクイックな挙動で、ジムカーナ用バギーのようだった。一方、C-HRはコンベンショナルで、ラリーカーらしいマシンに仕上がっている。ホイールベースが長くなったことで、挙動がすごく安定しているんだ。サイズも気にならないね。高速コーナーでも自信を持ってプッシュすることができるんだ。それにエンジンはヤリスと同じだから、信頼性が高いのも大きいね」

26歳のヤングは、今回のラリー北海道が8回目の参戦となる。

「18歳から出ている大好きなラリーだし、北海道の道はよく分かっている。レッキの段階でコンディションもこれまでと大きくは変わらなかった。いくつかの場所は少しラフだったから注意は必要だけど、しっかり見極めてプッシュするよ。問題はたくさんのクルマが走ることで、轍ができることだね。特に2ループ目は注意が必要だね。これもいつもの北海道だよ(笑)」

今回のトピックとしては、クリス・アトキンソンや新井敏弘と豊富なWRC参戦経験を持つグレン・マクニールと、初めてコンビを組むことだろう。

「彼のことはよく知っているし、コンビに問題はない。彼はWRCでの経験も豊富だし、マシンを開発することにも長けている。ニューマシンのデビュー戦であることを考えると、きっと僕のことを助けてくれるはずだ。もちろん優勝を狙っていく」



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