WRCポルトガル:オジエ「20ポイント獲れるとは思っていなかった」デイ3コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポルトガル:オジエ「20ポイント獲れるとは思っていなかった」デイ3コメント集 

©Citroen

ラリーポルトガル、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。選手権リーダーとしてラフなポルトガル戦を迎えたセバスチャン・オジエ。パワーステージをトップフィニッシュし、この段階でミークが脱落したことで思いがけずポディウムに上がったが、これで次戦サルディニアも初日先頭走行になることには、正直避けたい状況だったと苦笑した。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■オィット・タナック/総合優勝(=)

Toyota Gazoo Racing WRC


「今日、ポディウムの頂点に立てて最高の気分。長く、すごくタフな週末だった。間違いなく、これまでで一番大変だった勝利だ。金曜日からとてもいいパフォーマンスが出せた。特に、走行順を考えればね。土曜日は本当に必死で戦わなくてはならなかったが、今日は全てが順調で速さもあった。最初のステージはトリッキーなダストがたくさん出ていて何を見るのも大変だったから少し慎重だったが、その後は少しプッシュしてギャップを広げることができた。選手権争いはとてもタイトになっているようだが、サルディニアに向けていい順位につけていると思う」

■ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合7位(↑)
「今日はうまく仕切り直しができたし、トップ10まで挽回してポイントを獲る事が目標だった。残念ながらパワーステージではいいタイムを出す事ができなかった。自分の順番の時に、自分たちの前で他車が道を塞いでしまい赤旗が出ていたんだ。でも、最終的に7位まで順位を戻して特にチームのために重要なポイントを獲得する事ができた。個人的には、昨日はとても強かったのでこのリザルトには満足できない。でも、速さはあった事が何より重要だし、マシンが速い事は分かっている。この後のラリーを楽しみにしているし、とてもポジティブな戦いができると信じている」

■クリス・ミーク/SS20でラリーリタイア
「今日は滑り出しはよかった。後続との差を広げる事ができたし、その後はとにかく差を維持しようとしていた。残念ながら、最後から2本目でスピンして、走り始めるまでに時間がかかってしまった。パワーステージでは、争うものはなかったしボーナスポイントの事もそれほど気にしていなかった。しかし、右コーナーで、イン側の草の中にあった切り株をノートに書いていなかったので、それにヒットしてしまった。完全に自分のミス。とても強い戦いができていたので、チームに申し訳ない。今は、今回のラリーからポジティブなことを考えて前に進まなくてはならない。このマシンで一番強いラリーができた」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ティエリー・ヌービル/総合2位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH


「チリで大クラッシュしているので、戦いに戻る事が重要だった。全くスムースな週末ではなかったが、何度もステージウインを獲ってペースを見せられた。全体として、2位には満足できる。金曜日の序盤でロスした分が、最終的に届かなかった分になったようなものだ。今日はもっとプッシュするための正確さに欠けていたが、全体としてはいいリザルトだ。選手権争いが中盤を迎える中でいい形で挽回できた。これだけ接戦になっているとミスが許される余地はないので、プッシュを続けなくてはならない」

■ダニ・ソルド/総合23位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH


「金曜日の残念な結果と悔しさを忘れて、ポルトガルの素晴らしいステージを楽しもうと思っていた。大勢の観客を前にハードにプッシュしてファフェを飛ぶのは格別の気分だ。今回は、チームが一丸となって攻めたので、自分自身がポディウムに上がれればもっとよかったが、今回のポディウムはみんなで分かち合えると思う。サルディニアでがんばるよ!」

■セバスチャン・ローブ/SS20でラリーリタイア
「午前中のステージはドライビングを楽しめたし、新しい発見もあった。アクシデントなしではなかったが、全体としてはいい経験だった。コースは高速でナローで、マシンのフィーリングもかなりよかった。たくさんのファンから声援を受けた事が何よりよかったね。コンペティティブなタイムも出せたし、今回、どれだけの順位が可能だったかを示していると思う。このタフなイベントの末にチームがポディウムフィニッシュできて、うれしいよ」

[シトロエン・トタルWRT]
シトロエンC3 WRC

■セバスチャン・オジエ/総合3位(↑)
「今回、20ポイントを獲得できるなんて考えていなかった。あの走行順ではこのラリーを勝てるチャンスは絶対になかったが、この状況の中で全力を尽くした。だから、このリザルトで報われた。正直言えば、サルディニアでは先頭走行にはなりたくはなかったが、シーズンの最後には全てのポイントがカウントされる。パワーステージでコンペティティブに戦えた事がうれしい。今回、自分たちにとってはライバルと同じグリップレベルが得られる唯一のステージだったからね」

■エサペッカ・ラッピ/SS18後にラリーリタイア

Citroen


「転倒の後、マシンのダメージはそれほどひどくなく、リヤスポイラーがなくなっただけだった。次のステージでもいいリズムをつかんでいたと思っていたが、オーバークレストの右コーナーで読みがわずかにあまく、バンクにヒットしてパンクし、サスペンションが破損した。応急処置で走り続けるには残りの距離が長過ぎた。チームはもっと報われるべきだったのに、本当に申し訳ない」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■テーム・スニネン/総合4位(↑)

Red Bull


「このリザルトはかなり満足できる。金曜日午後のトラブルで、その後の走行順をよくすることができなかったのが残念。でも、金曜日の午前はとてもペースがよかったし、今日はパワーステージポイントも獲得できたのはすごくよかった」

■エルフィン・エバンス/総合5位(↑)
「週末の滑り出しはかなりよかった。完璧ではなかったが、ペースはあった。金曜日のトラブルでかなりタイムをロスした事はもちろん残念だが、こういう事もある。その後はできる事はあまりなかったし、金曜日の夜の時点では5位以上のリザルトが狙えると思っていた」

■ガス・グリーンスミス/SS20でラリーリタイア

Red Bull


「とてもいい週末になっていた。今日、早い走行順で挑むのは違う試練だったが、基本的にはとてもいい経験だった。ジャンプの後のトラブルだけが残念。フィニッシュまで200mというところでラリーが終わってしまったが、この週末は全体的にはとてもポジティブだった」



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