WRCラリーGB:タナク「本業に集中するべきだったね(汗)」プレ会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCラリーGB:タナク「本業に集中するべきだったね(汗)」プレ会見

©Toyota Gazoo Racing WRC

WRCラリーGBのシェイクダウン後に行われたプレイベントカンファレンスの内容(抜粋)。3連勝明けのシェイクダウン1本目でまさかのコースアウトと、話題に事欠かない時の人、オット・タナク。トラブルの原因が、不調のワイパーに気を取られていたことだったと明かした。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
オット・タナク=OT(トヨタ・ガズー・レーシングWRT)
エルフィン・エバンス=EE(Mスポーツ・フォードWRT)
クレイグ・ブリーン=CB(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
ヘイデン・パッドン=HP(ヒュンダイ・シェル・モビスWRT)

Q:オット、まずシェイクダウンで何が起きたのかという話から。コースオフしていたが、どうしてそのようなことになったのか、ヤリスのダメージは。
OT:ワイパーに電気系のトラブルがあり、コーナーの前で何かが起きたので、フロントガラスが見えるように元の位置に戻そうとした。そして前を見たら、コーナーが既に目の前に迫っていて、速度が高過ぎていた。自分の本業に集中するべきだったね!

Q:ダメージは。
OT:ラジエターに小さな穴が空いて、水が漏れていた。自分で直してサービスに戻った。2時間ほど作業に時間がかかったよ。

Q:その後、走行に戻ったが、それからは順調か。
OT:そうだね、全て問題ない。

Q:3連勝を決めて選手権2番手に浮上、首位とは13ポイント差だ。これまで、タイトルを視野に入れることは受け入れてこなかったが、今の考えはどうか。残り3戦でも戦略は変わらないのか。
OT:自分たちが戦いに絡んでいること、差があまり離れていないことは分かっている。でも、まだ届かない。自分たちが専念するのは、他の2人よりもいいリザルトを収めること。簡単に勝てる相手ではない。大変な仕事だ。全てが順調に進んでいるし、自分たちは一歩一歩、改善しようと努力している。全体的な考え方として、シーズンの滑り出しはマシンがあまり、しっくりこなかったが、今はチームにもすごく馴染んで、チームも一丸となっている。全員が必死でプッシュしている。残り3戦という時点で、とてもいい位置につけていると思うよ。

Q:なぜ、しっくりこなかったのか。
OT:人生で初めて、チームを移ったんだ。初めて一緒に仕事をする人も多かったし、マシンの動き方も違ったのでそれを理解しなくてはならなかった。それから、セットアップの煮詰め方も。あの時は、少し新人に戻ったような気分でもあったよ。

Q:今年のGBのルートについて、どう思うか。
OT:全く違うチャレンジの部分もある。一番大きな違いは、金曜日。ショートの舗装セクションがある。道から道へとリズムが変わり、路面も常に変化する。この全てを読み、どう攻略していくのかを学ばなくてはならない。こうした道での経験はあまりないがそれはみんな同じだし、大まかには、何が起こるかは分かっている。金曜日と日曜日は少し速度域が低いが、土曜日はいつもと同じように高速の道だ。

Q:エルフィン、ステージについてどう思うか。よりエンジョイできるようになったのか。
EE:ドライバーが楽しめるという部分では、たぶんそれほどではないと思う。ウェールズ中部の道は、全ての要素が揃っている感じ。北部はリズムがあまりないが、試練になることは確かだ。

M-Sport

Q:12ヶ月前は、このウェールズで自身初のWRC勝利を挙げた。誰もが、昨年のあの魔法を今年も見られるのかと考えている。それは可能か。
EE:それが目標だ。目標を高く掲げなければ、ここに来る意味はない。フィーリングも、マシンもいい。少なくとも、ポディウムの頂点ではないにしろ、どこかに立つことは間違いなくターゲットになる。通常、走行順は大きなポイントとなるし、後方からチャレンジするのは難しい。道が変わっているので、もしかしたらそれほど厳しくはないのかもしれない。どうなるかな。

Q:ミシュランの新しいソフトタイヤについては、どう思ったか。
EE:ドライだったので、すごくソフトなタイヤをテストするには理想的なコンディションではなかった。誰にとっても、まだ分からない部分がある。どうなるか、様子を見たい。

Q:今後については。
EE:今の段階では、(話せることは)あまりない。決まったことも確定したことも、ないよ。

Q:クレイグ、母国戦同然のラリーだ。このイベントについて、どう思うか。
CB:毎回、このラリーに来るのは好きだし、ジャッファ(元コ・ドライバーのガレス・ロバーツ)と組んでいた時にいい思い出がたくさんある。それに、母国にも近い。グレートオームを左に曲がったら、もう自分の家だ! ここはいつもコンディションがよく、ステージも最高。ウエットやマディでも、ラリーGBのDNAがある。

Citroen

Q:ルートの変更については、どう思うか。
CB:ハフレンやマイヘリンのようなステージが短縮された。ディファナンは9kmだけだが、以前はとても長いステージだったこともあった。ステージがこのようになったことには理由があるのは分かっている。しかし、土曜日は世界でも屈指の素晴らしいステージがあるので、もっと長い距離で走りたいなと素直に思う。

Q:テストはどうだったか。
CB:青空で快晴が続いて、いい日だった。天気もかなりドライになりそうだったが、今は雨も降りそうになってきている。テストはとても楽しめたし、喜びも感じられた。フィーリングもいい。シェイクダウンは、走り始めから感触がよかった。楽しみにしているよ。

Q:来年について、何か情報は。
CB:来年も走れるという自信はあるよ。話し合いを続けているところだ。

Q:同じ質問を、ヘイデンにも。来年について、話してもらえることはあるか。
HP:来年、走れる自信はある。それ以上、話せることはないかな。まだ時期的に早いが、代理人が話し合いをしてくれている。自分たちは、ここではラリーに専念するよ。

Hyundai Motorsport GmbH

Q:シェイクダウンでのフィーリングは。
HP:いつもと同じように、ラリーを楽しみにしている。走行順はトリッキーになるかもしれないが、戦いに絡んでいけるように挑んでいく。土曜日は長い一日だが、道のコンディションはいいので、土曜日にいい走行順につけることを狙っていく。自分が、いつも楽しみにしている日だ。

Q:土曜日は日中サービスがないが、一日のアプローチに影響はあるか。
HP:ないよ。WRCでは、スタートからフィニッシュまで全開で攻めるしかない。どちらにしても、ステージはコンディションがいいし、土曜日はスムースなので、サービスが必要になる時は何か問題が起きた時だ。鍵となるのは、マシンを道の真ん中にキープすることだ。

Q:一番タフな日は何曜日か。
HP:金曜日は、リズムもグリップも変化するので、トリッキーな日だ。土曜日は、みんなも慣れている道。コンディションはとてもいい。この2日は全く違うね。

Q:テストはどうだったか。ウエットコンディションで走ることはできたか。
HP:ドライでダスティだったね。



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