【WRC第8戦フィンランド】ローブ、フィンランド2連覇! – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【WRC第8戦フィンランド】ローブ、フィンランド2連覇!

 

 競技最終日の舞台となったのはユバスキラの南側、ヤムサの周辺に展開するフォレストコース。ラリーのクライマックスとして、オウニンポウヤのSSが2本連続で用意される。

「世界で最も危険」とされるオウニンポウヤを、オリジナルな形で走るのは2004年以来。真のオウニンポウヤの復活を求める声は強く、特にミッコ・ヒルボネンはフルコースの走行を熱望していた。2位ヒルボネンと1位セバスチャン・ローブとの差は5.0秒。シトロエン・レーシング監督のイブ・マトンは「ふたりを最後まで戦わせる」と、熱戦に水を差すような真似はしないことを約束した。

 しかし、SS13でヒルボネンはコーナーで大きく膨らみタイムロス。ローブとのタイム差は8.9秒に広がってしまった。ヒルボネンは続くSS14で7.4秒差まで挽回するが、ローブもSS15とSS16で連続ベスト。ふたりのギャップは9.4秒に広がった。
 残るステージは2本。ローブは「オウニンポウヤはミッコが最も得意なステージ。気を抜くわけにはいかないよ」と、チームメイトの最後の反撃を警戒する。実際、オウニンポウヤでヒルボネンは圧倒的なスピードを披露。2ステージ連続でベストタイムをマークした。それでもローブとの差は埋まらず、6.1秒で逃げ切ったローブが今季6勝目を挙げた。

 ローブは去年に続くフィンランド2連勝で、これで通算3勝目。「マシンの仕上がりが良く、あまり無理をしなくとも良いタイムが出た」と、余裕の展開だったことを告白。「フィンランド式に名前をロービネンに変えようかな」と、上機嫌で冗談を飛ばした。

 フォード勢は、ヤリ‐マティ・ラトバラが1位ローブから35秒遅れの3位、ペター・ソルベルグがラトバラと21.1秒差の4位に終わった。ふたりのステージタイムは似たり寄ったりで、どうやら今回はマシンが完璧とはいえなかったようだ。
 総合5位にはマッズ・オストベルグ、6位タナクに続き7位にマッティ・ランタネン、8位にヤリ・ケトマーとフィエスタRS WRCを駆った地元の若手が並んだ。上位10台仲7台がフィエスタという結果であるが、フォード監督のマルコム・ウィルソンはシトロエンに今季5度目となる1-2フィニッシュを許し、硬直した表情でサービスパークをあとにした。



ワールドラリーカレンダー2018
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