WRCトルコ:タナック「選手権のチャンスが広がった」デイ4コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCトルコ:タナック「選手権のチャンスが広がった」デイ4コメント集 

©Red bull

WRCラリートルコ、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメントを紹介する。予想外のドラマ続きの新生トルコで優勝したのは、フィンランド、ドイツに続いての3連勝を決めたオィット・タナックだった。ここまで選手権争いのことには触れずにきていたが、マニュファクチャラーズ選手権も首位に浮上した今、はっきりと視野に入れていることを明言した。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■オィット・タナック/総合優勝(=)
「本当に難しいラリーだった。速いドライバーではなく、一番賢明なドライバーが勝つことになると最初から分かっていた。僕らは最も一貫性があり、ラリーを通してトラブルもステージで止まることもなかった。もちろん、チームの素晴らしい努力もあった。とても強いマシンを作る事ができている。選手権はこれでチャンスが広がったので、プッシュを続けていくよ」

■ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合2位(=)

Toyota Gazoo Racing WRC

「チームにとって、素晴らしい結果だ。今日、一番重要だったのは1−2フィニッシュをすること、それをやり遂げた。全てがプラン通りに進んだ。クレバーであることに努め、下らないことは一切せず一貫性のある走りができた。マニュファクチャラーズ選手権タイトルを目指して必死でがんばっているので、3ポイントの違いはとても貴重。シーズンはここから、とてもエキサイティングになりそうだ。自分にとっても、再びポディウムに上がれて、とてもうれしい。フィンランドから流れがよくなり始めた。ここからは、この流れをキープしていきたいね!」

*エサペッカ・ラッピは最終日の再スタートを目指していたが、土曜日午前のコースオフによるダメージが大きく、出走を断念した。

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ヘイデン・パッドン/総合3位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「今季初めてポディウムに上がることができて、本当にハッピーだ。とてもタフなラリーだった。今回はコレと決めた戦略があったので、コントロールして我慢をしなくてはならなかった。そのアプローチが報われて、この3位フィニッシュを得られた。本当に久しぶりのポディウムだよ! 今回はチームが願っていたような内容にならなかった。シーズン終盤まで、自分は全面的にチームを支える。個人的にはGBを楽しみにしているよ」

■アンドレアス・ミケルセン/総合5位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「このラリーを安全に、クレバーな走りでフィニッシュすることがとても重要だった。マニュファクチャラーズ選手権ポイントを確実に獲らなくてはならなかったので、パワーステージも含め残り4ステージは、肩の力を抜いて走った。5位でのフィニッシュは望んでいた結果でも、自分たちに相応のものでもない。速さはあったし一時はラリーもリードしていたが、残念ながら昨日のトラブルでポテンシャルを活かすことができなかった。この週末は、かなりトヨタに差をつけられたので、次のGBでは強い走りを取り戻せるよう楽しみにしている」

■ティエリー・ヌービル/総合16位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「パワーステージでは、これ以上できないくらい全開で攻めた。どうしても5ポイントが必要だった。本当に手強いドライバーを相手に選手権を戦っているので、全てを尽くさなくてはならなかった。心から正直に言えば、今回自分は勝てるはずだったと感じている。間違いなく最速だったし、特に金曜日は先頭走行でありながら一日の終わりには首位に立っていた。小さなトラブルがなければ、もっと上位でフィニッシュできた。残念に思っているが、チームとしては勝つ時も負ける時も一緒だ。気持ちを切り替えて、残り3戦はまた強さを取り戻す」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■テーム・スニネン/総合4位(=)
「これまで参戦した中で、文句なしに最もラフなラリーだったので、4位でフィニッシュできたのは上々の結果。自分の中でも2番目にいいリザルトなので満足していいと思う。チームにポイントをもたらすことができたのもうれしい。みんな、本当にがんばってくれた。金曜日は、ロングステージのSS5でベストタイムにわずか2秒差という、とてもいいタイムが出せたので、これはポジティブな点だ。土曜日はルーズグラベルばかりですごく難しかった。正直、ホイールスピンなしで走るのは不可能だった。将来のための、いい練習になってくれたことを願うよ!」

■セバスチャン・オジエ/総合10位(↑)
「フラストレーションのたまる週末だったが、これもゲームの一部。受け入れなくてはならない。全力を尽くしたが、結果につながらなかった。少なくとも数ポイントは獲得できたし、近いうちにそれが報われることを願うよ! これでタイトルは三つ巴の争いになってきたが、まだ先は分からない」

■エルフィン・エバンス/総合12位(↓)

M-Sport


「金曜日は、たくさんのことが起こった末に、ライン上の石にヒットしてリタイアと、ストレスの溜まる内容だった。土曜日はかなり手堅く行って、トラブルを避けながらいいペースが出せた。でも今日は、セバスチャンのタイトル防衛をアシストするために、タイムを落とさなくてはならなかった」

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

■カリッド・アルカシミ/総合15位(=)
「今日は、自分のドライビングは熟慮したアプローチに徹し、慎重に石を避けて、フィニッシュすることを目指した。今回は、今まで参戦した中で最もハードなラリーの一つ。チームはポジティブな要素を得てフィニッシュできた。それが一番大切なことだ」

■マッズ・オストベルグ/総合23位(↑)
「今日は、金曜日と同じペースが出せ、とてもいいタイムもマークできた。チームにとって、本当にタフな週末になったので、こういう形で終われてよかった。もっといい結果を得られるだけの戦いはできたと思う」



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