ローブ「フル参戦の日常に少し疲れた」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ローブ「フル参戦の日常に少し疲れた」

 

9月28日にパリモーターショーで、2013年はWRCには部分参戦し、WTCCへの参戦プロジェクトを始めることを発表したセバスチャン・ローブ。WRC9連覇確定がかかるラリーフランスを前にシトロエンレーシングが質問を投げかけた。

-来季、タイトルを防衛したいという意志はなかったのか?
「同じ事を何度も聞かれてきたけれど、ついにその時がきたってことだね。簡単に決断できることではなかった。一方で、WRCの活動にスケジュールを束縛されることに少し疲れたことも事実だ。テストやレッキ、その他様々なことで、家族と離ればなれにならなくてはならない時間が多すぎた。今季はまだ自分にペースがあることを見せられたようだし、1年にこれだけ参戦してきたのだから完全に止めたくもなかった。2013年も走るけど、今ほどの回数ではなくなる。自分の好きなラリーと、マーケティングの面でシトロエンにとって重要なラリーだけに参戦する。ラリーモンテカルロだけは自分の手帳から外すことはできなかったから、来季はみんなと同じように1月15日からスタートするよ!」

ーシトロエンからはWTCCへの参戦も検討していることも発表されたが、誰がそれを決めたのか?
「この数ヶ月、僕はフレデリック・バンゼ、イブ・マトンと何度も話し合いを持った。この10年間、いろいろなオファーを受けたけど、僕にチャンスをくれたこのチームに留まることをずっと選んできた。今後、僕が担うことになるアンバサダーとしての役目について話が出始めた時、僕は自分が満足するためにはアクティブな役目に付くことが必要だとすぐに感じた。サーキットレースでのキャリアを続けたいという思いもあって、このアイディアが浮かんだんだ。カテゴリーはいろいろ検討したけど、WTCCが一番の選択肢だということになった。まだ不確定要素が多いけど、WTCCに参戦するかもってことについてはワクワクしているよ」

ーその前に、まずはラリーフランスがあるが、多くの人がほとんどバトルは形式だけのものと考えているが……
「それはまったく違うね!ターマックでは僕らの方が速いかもしれないけど、ウェールズではライバルたちも強さを見せつけた。しかし、何よりもまず、僕たちはアイティナリーそのものと戦わなくてはならないってことだ。熟知しているステージもあるが、新しいステージもあるししっかり攻略していかなくてはならない。雨が降れば展開は複雑になるかもしれないと思っているし、タイヤチョイスも難しくなるだろう。勝利とタイトル確定を目指して戦うが、フィニッシュするまでは保証されていることなんて何もないんだよ」



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