タナックがフィンランド前哨戦の母国イベントで優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

タナックがフィンランド前哨戦の母国イベントで優勝

©TOYOTA GAZOO Racing WRC

TOYOTA GAZOO Racing WRTのオィット・タナックが、WRCフィンランドの前哨戦イベントとしても知られる母国のラリーエストニアで総合優勝を飾った。

母国エストニアでは著名スポーツマンとして知られるタナック。このイベントには、シトロエンのクレイグ・ブリーン、ヒュンダイのヘイデン・パッドンもWRCフィンランドのトレーニングとして参戦していたが、母国からの盛大な声援を受けるタナックは、トヨタ・ヤリスWRCで見事に優勝を飾った、2位に入ったパッドンに59.3秒の大差をつける圧勝だった。3位にはブリーンが入っている。

TOYOTA GAZOO Racing WRC

「エストニアには、ラリーを応援してくれる人が本当にたくさんいる。でも、アルゼンチンやメキシコ、スペインのような遠い場所で開催されるイベントに行くことはできない。今回のように、WRカーが3台も参戦する母国でのイベントに参加できて、本当によかった」

今季はアルゼンチン戦で勝利を飾っているタナックも、今回はWRCフィンランドの腕慣らしとして参戦しており、母国のグラベルステージでの内容に満足を見せた。
「フィンランドでの高速ステージでのリズムをつかむため、そしてテストの意味合いもあるので、今回いいリザルトを出すことは重要だった。基本的にいいタイムもペースも出せたので、とてもハッピーだよ」

タナックは、自身の師でもあるマルコ・マルティンが、故マイケル・パークと組んで2003年に制して以来となるWRCフィンランドのエストニア人ウイナーとなることを目指す。
「フィンランドであろうと、どこであろうと、ラリーで勝つのはいつでもいいものだよ。もしかしたら今回は、いつもよりもたくさんファンが来るかもしれない。できる限りの力を尽くすよ」

ラリーエストニア 最終結果
1. O.タナック/M.ヤルベオヤ(トヨタ・ヤリスWRC) 1:12:31.91
2. H.パッドン/S.マーシャル(ヒュンダイi20 クーペWRC) +59.16
3. C.ブリーン/S.マーティン(シトロエンC3 WRC) +3:12.39
4. E.ピエタリネン/J.ライタネン(シュコダ・ファビアR5) +4:01.74
5. J.フッツネン/A.リンナケト(ヒュンダイi20 R5) +4:19.78
6. G.グロス/R.モルダー(フォード・フィエスタWRC) +4:35.32
7. V.ゴルバン/S.ラレンス(MINIジョン・クーバー・ワークスWRC) +5:16.08
8. R.ジーツ/A.トーム(シュコダ・ファビアR5) +5:32.07
9. R.ブンドセン/R.ロスツエニコフ(三菱ランサーエボリューションVIII) +6:49.26
10. R.アウス/S.コスキネン(フォルクスワーゲン) +7:23.77



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