フォルクスワーゲン、I.D. R パイクスピークを発表 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

フォルクスワーゲン、I.D. R パイクスピークを発表

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フォルクスワーゲンは4月22日、6月に開催されるパイクスピークに投入するオール電動マシン、I.D. R パイクスピークを発表した。米国の名門イベント、パイクスピークで、電気自動車のコースレコードである8分57.118秒の記録更新に挑む。

現在の記録を破るために制作されたこのマシンは、500kW(680ps)、650Nmのトルクを発生し、車重は1100kg以下。0-100km/hの到達タイム2.25秒は、F1マシンやフォーミュラEマシンを凌ぐ。

アンベールはフランスのアレスで行われ、このまま初の走行披露にも臨んだ。

「フォルクスワーゲンが目指すのは、このI.D.シリーズで電気自動車の頂点に立つこと。そのために、パイクスピークに参加するのは、モータースポーツでの我々の将来に向けての形勢作りのためだけでなく、実力派であることを印象づけるためでもある」とフォルクスワーゲンの量産車ブランド担当役員、フランク・ウェルシュ博士はコメント。

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フォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクター、スベン・スミーツは「フォルクワーゲンの量産車モデルであるというのと同時に、完全電動のレーシングマシンは、我々の将来にとっても重要性が高まっている」とコメント。
「特にスケジュールがタイトだったので、グループによる支援は本当に頼もしかった。例えば、フォルクスワーゲンのバッテリー工場から支援を受けたり、テクニカル部門と共同で作業に取り組んできた」

フォルクスワーゲンは、1985‐1987年のパイクスピーク参戦には、ツインエンジンのゴルフで挑んだことで話題になったが、今回もパワーユニットを2基搭載する手法を選んでいる。I.D. Rパイクスピークの2基のモーター出力は、500kW(680ps)となっている。また量産の電気自動車と同様、蓄電にはリチウムイオンバッテリーを採用する。

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6月のパイクスピークの実戦では、過去3回パイクスピークを制しているフランスのロメイン・デュマがドライバーを担当。今回アンベールを行ったアレスは、偶然にもデュマがモータースポーツのレジェンドと仰ぐジャッキー・イクスの生まれ故郷でもある。

今年のパイクスピーク、電気自動車部門は6月24日に走行。オールターマックのコースは標高2862m地点からスタートし、156のコーナーを経て4302m地点でゴールを迎える。



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