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ダカール2018:ステージ8でペテランセルが通算40回目のステージ勝利をマーク

©Peugeot

ダカールラリー2018年大会は1月14日、ステージ8に設定されたウユニ‐ツピザ間の584km(SS:498km)、トラックは558km(SS:380km)を走行。世界で最も苛酷なレースの高名は南米でも変わることがなかった。

ステージ8では、2人のダカール・レジェンドが、18回も首位が入れ替わる激戦を披露した。前日、総合首位の座から陥落したステファン・ペテランセルは、チームメイトのシリル・デプレがいなければ最悪の事態となっていた。しかし、マラソンステージの後半となったこの日は、ペテランセルがステージ勝利を獲得。ペテランセルにとっては、キャリア40度目のダカールステージ勝利だ。そして、デプレも49秒差の2番手タイムで続いた。同じくチームメイトで総合首位のカルロス・サインツは、ステージ5番手タイムで総合首位の座を堅守した。

ステージ3番手のタイムをマークしたのは、総合2番手でサインツを追うナッサー・アルアティヤ。サインツとの差を6分近く詰めたが、それでも1時間以上のギャップが開いている。トヨタ・ガズーレーシングSAのチームメイト、ジニール・ドゥビリエはこの日、総合順位を1つ落とし5番手となった。

ステージ9は、ツピザ‐サルタの754km(SS:242km)が予定されていたが、豪雨による浸水のため、主催者はステージキャンセルを決断。コンペティターは、国境を越えてアルゼンチンのサルタに向かうルートをリエゾンで走行し、1月16日に競技を再開する。ステージ10はサルタからベレンの砂丘を抜ける795km(SS:373km)の走行が予定されている。

主要ドライバーコメント
カルロス・サインツ(#303)「とても長く、多彩なステージだった。あらゆる道で、強くなければならなかった。フィニッシュまでたどり着ければ、毎日がいい日。すべて順調に進んでいるが、集中を維持しなくてはならない。明日のステージがキャンセルになったのは、僕らには朗報だ」

ステファン・ペテランセル(#300)「長い一日で、標高が高い苛酷なセクションがあったので、難しかった。でも、少なくともトラブルなしで走れたのでよかった。戦いには戻れていない。何時間も差を詰めることを目指していたのに、数分しか取り戻せていない。ナッサー・アルアティヤとの差を詰められたのが2分では、戦いに戻ったことにはならない。明日のステージがキャンセルになったのは残念だ。ロスしたタイムを取り戻すために、チャンスはすべて使いたい」

ナッサー・アル‐アティヤ(#301)「標高は問題なかったが、とても長いステージでラクダ草がたくさん生えていた。フィニッシュに戻れたのはかなりうれしいし、ここからの6日間はベストを尽くして行く。もしカルロスがミスをすれば、追いつけるチャンスが生まれるが、1時間……、難しそうだね」

ジニール・ドゥビリエ(#304)「草だらけのところで穴にスタックして、20分ロスした。目に入らなかった。マシンの下部からスペアタイヤを取り出さなくてはならなかった。いいペースで走っていたのに、このような形でタイムをロスしたのは残念だ。明後日は、ベルンのSSは走行順のアドバンテージがあると自分に言い聞かせて慰めている」

ダカール2018年大会 ステージ8終了時点結果
1 C.サインツ(プジョー) 27:04:00
2 N.アル‐アティヤ(トヨタ) +1:06:37
3 S.ペテランセル(プジョー) +1:13:42
5 B.テンブリンク(トヨタ) +1:23:00
4 G.ドゥビリエ(トヨタ) +1:37:09
6 J.ライゴンスキー(MINI) +2:28:36
7 M.プロコップ(フォード) +2:43:30
8 S-K.アルカシミ(プジョー) +2:55:42
9 P.メルクステイン(トヨタ) +4:59:41
10 N.フックス(ボルグバルト) +6:34:09



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