WRCガーラ:WRCオブザイヤーは2年連続でタナックが受賞 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCガーラ:WRCオブザイヤーは2年連続でタナックが受賞

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WRCプロモーターは11月20日、オーストラリアのニューサウスウェールズ州の州都、シドニーでシーズンのフィナーレを飾るシリーズ表彰式、WRCガーラを開催(ラリーオーストラリア共催)。ドライバー、コ・ドライバー、チーム代表、選手権オフィシャルなど250人が出席し、この10年でもっとも予測不能でエキサイティングなシーズンを祝福した。その中で、wrc.comを通じてのファン投票によるWRCオブザイヤーが発表され、昨年に引き続きオィット・タナックが選ばれた。

タナックは今季、イタリアで待望のWRC初勝利を挙げ、ドイツでは早くも2勝目をマーク。Mスポーツにとって、唯一勝利を逃していたイベントでの初勝利に貢献した。今季のドライバーズ選手権では3位につけた。

またタナックのコ・ドライバーとしてWRC初シーズンに臨んだ同郷エストニア出身のコ・ドライバー、マルティン・ヤルベオヤも、WRCコ・ドライバーオブザイヤーに選出された。

さらに所属のMスポーツ・ワールドラリーチームは、チーム・オブザイヤーに選出。プライベートチームでありながら、ドライバーズタイトル、コ・ドライバーズタイトル、そして10年ぶりとなるマニュファクチャラーズタイトルの三冠を獲得した。

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Mスポーツとタナックは、フォード・フィエスタWRCのカラーリングでWRC7リバリーオブザイヤーも受賞した。

24時間前には最終戦ラリーオーストラリアで勝利を飾り、ドライバーズ選手権2位に入ったティエリー・ヌービルも受賞が相次いだ。アルゼンチンの名門ステージ、エルコンドルを攻め、WRC史上3番目の僅差となった0.7秒差で勝利を挙げたことによるサーチナ・タイミングフィート賞、そして最多ステージ勝利賞の2つを受賞。

クリス・ミークが勝利を目前にしたメキシコのパワーステージで、フィニッシュまであと750mというところでコースを逸れて、脇の駐車場に飛び込んでいきながら勝利を死守した場面は、ミシュラン・マジックモーメント賞を獲得した。

WRカーデビューを果たしたエサペッカ・ラッピは、ポルトガルの名所ファフェで披露した豪快すぎる大ジャンプが、ワンベット・ジャンプオブザイヤーに輝いた。

エルフィン・エバンスは、橋にヒットし初勝利を逃す模様を捉えたシーンに、DJIエアリアル賞が贈られた。

その他、レキサー・フォトグラフオブザイヤーにフランソワ・ボーディン、ニュース・アイテムオブザイヤーにエリック・ベルガルデ、wrc.comソーシャルメディア・スターオブザイヤーにヘイデン・パッドンが選ばれた。

WRCの2018シーズンは、1月11‐14日、英国バーミンガムで開催されるオートスポーツインターナショナルショーでローンチを開催。全13戦の開幕戦は、1月25‐28日のラリーモンテカルロとなる。



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