WRCドイツ:タナック「金曜日のタイヤ選択がすべてを決めた」ポスト会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCドイツ:タナック「金曜日のタイヤ選択がすべてを決めた」ポスト会見

©Red Bull

WRCドイツのフィニッシュ後に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。自身2度目の勝利を、Mスポーツが未勝利に終わっていたドイツで決めたオィット・タナック。勝機を引き寄せたのは金曜日のタイヤチョイスだったと断言。その決断はチーム内でも討論になったことを明かした。

●WRCポストイベントカンファレンス出席者

Red Bull


1位:オィット・タナック=OT(MスポーツWRT)
1位:マルティン・ヤルベオヤ=MJ(MスポーツWRT)
2位:アンドレアス・ミケルセン=AM(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
2位:アンデルス・ヤーゲル=AJ(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
3位:セバスチャン・オジエ=SO(MスポーツWRT)
3位:ジュリアン・イングラシア=JI(MスポーツWRT)
マルコム・ウィルソン=MW(チーム代表、MスポーツWRT)

Q: オット、自身2度目のWRC優勝は、Mスポーツがこれまで勝ったことがないラリードイツのターマック戦での勝利だ。気分は
OT: 素晴らしい週末だったし、最高の気分だ。トリッキーなイベントで、滑り出しはひどい天気でとても難しい形で始まり、道にはダートがたくさん出ていた。タイヤチョイスはかなりの勇断で、チームのみんなが僕らと討論したが、とてもいい形で機能した。あのタイヤの英断が、ラリー全体の流れを決めたと言える。

Q: ほとんどミスのないラリーになったのでは
OT: 雨の後は、コンディションが格段によくなった。グリップが高まったし、ドライビングもぐんと楽しくなった。

Q: 自信に満ちたオィット・タナックを見ることができた。初めてのWRC勝利をマークしたからか。そのことでプレッシャーが軽減されたか。
OT: 間違いなく、後押しにはなっている。でも、最も重要なことはロングのパンツァープラッテで、初めてセブ(オジエ)を抑え切ったドライビングだった。それから気持ちに少し余裕ができた。彼は、これまでのドイツでとても速かった。でも、あのことがあってからは、ペースを上げ続けることができた。

Q: パワーステージでは、さらにボーナスポイントを狙うのだと我々は思っていた。そのことは、気持ちの中にあったか
OT: あまりなかった。いまの選手権の位置では、とにかくできる限りポイントを獲得する必要がある。だから、今回は賢明に構えた。もっと経験を積めばこういった状況でもプッシュできるが、今は手堅く行く必要がある。

Q: 2017年の選手権のチャンスについては、どう感じているか
OT: フィニッシュするまでは、戦いは終わらない。上位のふたりとの差を詰めることができた。ここから3戦残っていて差はそれほど大きくはないので、どこまで行けるか見ていきたい。自分のベストを尽くすし、シーズン末は面白いことになるよ。

Q: マルティン、ここでの勝利は30歳の誕生日としては最高のプレゼントになるのでは。今の気分は
MJ: 最高の気分だ。オット、このプレゼントをありがとう。ペースノートの面ではターマック戦で勝つのはいつも難しい。特に金曜日は、チャレンジングな天候だった。最終的に、自分たちにとっては完璧な週末になった。

Q: 金曜日のコンディションはタフだった。どのように攻略したのか
MJ: タイヤチョイスがよかった。それが、ドイツで勝てた鍵だ。

Q: アンドレアス、このドイツのターマックで素晴らしいリザルトだ。2位で満足できるのでは
AM: 素晴らしい気分だ。ラリー前に天気予報を聞いた時に、チャンスはないと確信した。デイ1の走行順が遅いことは、かなり試練だった。でも幸い、ブドウ畑のステージを満喫することができた。今は、あのステージが我が家のように心地いいよ。だから必死にハードプッシュした。デイ2、3は天気がよくなると分かっていたからね。目標は、オットとの差をキープすることで、それができた。他の日も小さなミスをするなど苦しんだが、ついにロングのパンツァープラッテを攻略したので、自分たちの準備が報われた。だから、この2位を獲得できて、本当にうれしい。自分たちにも、シトロエンのためにもね。

Q: 3位のオジエからは、どれくらいのプレッシャーを感じていたか
AM: 昨年は、ラリーをリードした状態でパンツァープラッテを迎えたが、それぞれの回で14秒、16秒をロスした。彼が4秒後ろにいる状況でパンツァープラッテを迎えるなら、攻めなくてはならないと分かっていた。彼の方が格段に速いからね。でも、セブ(オジエ)との差を詰めることができたし、そこが決め手になった。

Q: シトロエンにとっても、自身にとっても重要なリザルトだ。ドイツはシトロエンでの最後のイベントだと話していたが、その後、今季残りのイベントに参戦するような話にはなっているか
AM: 全部のイベントで走れたらいいね。今、自分に重要なことは、来年、選手権を戦うことのできる場所を見つけることだ。それがシトロエンなのかどうかは、分からない。でも、シトロエンから3戦に参戦し、満喫できた。だから、それ以上のことが起こるのかどうか、様子を見たい。

CITROEN


Q: アンデルス、厳しい週末だったが、自身にとっても素晴らしいリザルトでは
AJ: 最後のターマック戦は昨年のスペインだったので、このイベントは大興奮だったよ。ドイツは簡単なターマックラリーではない。金曜日のような難しいコンディションでこのレベルで走れること、それからそれを続けることは、自分たちの本来の強さを証明することにもなる。そして、シトロエンのために2位を獲得できたことに対して、このイベントを通して完璧なマシンを調えてくれたチームに感謝しなくてはならない。もちろん、このリザルトにはとても満足している。

Q: ノートクルーの仕事は、ラリー中、うまくいっていたか
AJ: もちろん、今回、僕らが走ったような道をスタートする時には、クルーからのインフォメーションを信頼し切ることが難しいこともある。すでにたくさんのマシンがステージを走行しているからね。でも、彼らは見事な仕事をしてくれた。このようなラリーでいい結果を出すためには、重要なことだ。

Q: セバスチャン、選手権で最も競り合っているライバル、ティエリー・ヌービルが昨日、リタイアに追い込まれたと聞いた時、どんな気分だったか
SO: あの段階で、少し変わった。この週末はもっと上位を目指していたが、金曜日は滑り出しが厳しかった。午後は、誤ったタイヤチョイスでスタートした。しかし、今の僕らとティエリーのような僅差の選手権を争っている時、それまで使ったことがなく経験のないレインタイヤを選ぶのは難しい。選手権の順位がもっと下なら、新しいことも試しやすいが、あの段階では不安な選択はできなかった。最終的に、タイムロスにつながった。マシンにも少し苦戦していたが、その後は問題なかった。でも、ティエリーが止まった時点で、それ以上のリスクはもう負いたくなかった。オットには、つけいる隙もなかった。彼は、首位で強く安定していた。アンドレアスともそれほど差はなかったが、彼も速かった。でも、3ポイント多く獲るためにリスクを負わないと決めた。終わってみれば、いい週末だった。また選手権リーダーに浮上したし、17ポイント差をつけた。ポジティブな週末だったよ。

M-SPORT

Q: パワーステージでのポイントのためのアプローチはどうだったか。全力で挑んだか、それともここも慎重に行ったのか
SO: ティエリーはそれほど多くはポイントを獲りそうにないことを確認したのでムチャはしなかったが、同時にハードにプッシュしていたドライバーもいた。最大ポイントを獲得するためには、大きなリスクを負わなくてはならない。でも、いくつかポイントは獲りたかった。2ポイントはシーズン末に活きてくるし、重要なポイントになる。

Q: 9月が終わる前には、今後のことについて決めたいと話していた。この後、次戦まで少しブレイクがあるが、ここからの6週間、どうなるのか
SO: スペインでは、もう少し分かることがあるはずだ。フルサポートが受けられれば、Mスポーツにとって素晴らしいことだ。今年、チームがここまで果たした内容は、素晴らしいものだ。プライベートチームでありながら、マニュファクチャラーズ選手権では大差をつけている。この努力が実ることになるといいね。

Q: チームがマニュファクチャラーからの支援を得られれば、残るということか
SO: そう、いつもそのように言ってきた。毎年のようにチームを変わるのは、簡単なことではない。今年は、チームやマシンに慣れるための時間が必要だった。こうしたことは、時間がかかるものだ。もし、今年行ってきたことを続けて高めていくことができれば、僕らは強くなると確信している。でも、目指すところにたどり着くためには、あと少し支援が必要だとも考えている。

Q: ジュリアン、今季は残り3戦だ。選手権争いは接戦だが、誰にとってもモチベーションが高まる状況ではないか
JI: さらにエキサイティングになっていくので、ファンも、選手権のこの先を楽しみにしてくれていることを願いたいね。6週間のブレイクを終えた後は、誰もがモチベーションを高めて戻ってくる。でも、僕らは最後のプッシュに向けて強くなる決意だ。

Q: マルコム。ドライバーズ、マニュファクチャラーズの両選手権でリードしているが、それについての気分は
MW: ご想像通り、とてもハッピーだ。このイベントの前は、こんなリザルトを獲得できるとは考えていなかった。でも、チームの全員が素晴らしい仕事をしてくれた。特に金曜日、あの難しいコンディションの中でだ。これといったミスもなく、トラブルを避け切った。これ以上、言うことはない。我々にとって、素晴らしい週末だった。

M-SPORT / @World

Q: 特にマニュファクチャラーズ選手権については、どう感じているか。この週末は大量ポイントを獲得した
MW: フィンランドから、期待以上に流れを変えることができたので、これはボーナスだ。このリザルトを獲得できたことは、本当にポジティブだ。歴史的に、この位置につけていながら、その座を失って終わっている。残りは3戦しかないが、全力を尽くす。両方のタイトル獲得を目指すことも可能だ。

Q: Mスポーツにとって、初めてのドイツでの勝利だ。これについては
MW: 選手権の、全てのラリーを制覇した。これで引退できるよ!

Q: WRCと同時に、WRC2でもエリック・カミリが部門優勝している。フォードのブランドにとって、素晴らしい内容だ
MW: エリックは素晴らしいラリー運びで、我々が知る彼の本領を発揮した。とても堅実なプロフェッショナルドライバーだ。この勝利は彼の自信を高めることになるので、もっと上を目指していけるようになってほしい。

Q: 6週間のブレイクの間、この素晴らしいドライバーズラインナップを維持するために、どうなっていくのか
MW: このリザルトは、我々のドライバーズラインナップの素晴らしさを示している。どうしても、すべてのドライバーを残したい。それができるのかどうか、自分には全く分からない。もし、すべてが自分の力で可能なら、間違いなくそうするよ。



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