世界RXへル:ヨハン・クリストファーソンが優勝、選手権リードを広げる – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界RXへル:ヨハン・クリストファーソンが優勝、選手権リードを広げる

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世界ラリークロス選手権は6月11日、第6戦のファイナルがノルウェーのヘルで行われ、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンのヨハン・クリストファーソンが優勝した。この日、右足を負傷した状態で奮闘したクリストファーソンは、これが今季2勝目。ドライバーズ選手権でも、ファイナル4位にとどまったマティアス・エクストロームに対し、リードを8ポイントに広げた。

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「チームとマシンに感謝しなくてはならない。今回も、本当に素晴らしい結果になった」と興奮気味のクリストファーソン。負傷した右足については「金曜日にグリッドにつく前、アンラッキーなアクシデントが起きて、右足がセバスチャン・ローブのマシンの下に挟まってしまった。足を引き戻そうとしてすごく痛みを感じた。でも、誰のせいでもない。不運が重なってしまったんだ。セミファイナルとファイナルの間はあまり時間がなかったので、そこが一番辛かったが、鎮痛剤で痛みを抑えた。明日の朝、病院でしっかりと診察してもらうよ」

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2位は、地元ノルウェー出身のフーニガン・レーシング・ディヴィジョンのアンドレアス・バックラッド、3位にはプジョー208のセバスチャン・ローブが入った。母国ノルウェーでの優勝を目指したペター・ソルベルグは、Q4でトップタイムをマークしたが、セミファイナルが4位に終わりファイナル進出を逃した。このヘルでの総合順位は7位に終わったが、ドライバーズ選手権では3位を死守している。またチームズ選手権では、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンがリードを広げ、2位のチーム・プジョー・ハンセンとの差は81となった。

全12戦で構成される今季の世界RX選手権はこれで前半が終了。次戦第7戦は6月30日、スウェーデンのヘリェスでファイナルが行われる。

世界RXヘル ファイナル結果
1 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTi) 3:57.461
2 A.バックラッド(フォード・フォーカス) 3:59.408
3 S.ローブ(プジョー208) 4:01.276
4 M.エクストローム(アウディS1クワトロ) 4:01.728
5 T.ハンセン(プジョー208) 4:01.897
6 T.ティマール・ティマラザヤノフ(フォード・フィエスタ) 4:03.875



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