WRCイタリア事前情報:シーズンの折返しはサンディな難関グラベル – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCイタリア事前情報:シーズンの折返しはサンディな難関グラベル

©Hyundai Motorsport

2017年のFIA世界ラリー選手権は、今週開催のラリーイタリア・サルディニアでシーズンの折返しを迎え、クルー陣営は地中海に浮かぶ景観豊かなサルディニア島での戦いに挑む。息を飲むような景色とは裏腹に、日差しに焼き付けられたグラベルコースは過酷で、ラフ&ロッキー。一切ミスが許されない、厳しいチャレンジが待っている。

当初は「花のラリー」として知られていたこのイベントの初開催は、1928年。選手権には1973年に加わり、伝統的にイタリア本土のサンレモをベースとしたミックス路面のラリーとして開催されていた。その後、2004年にサルディニアに開催地を移し、フルグラベルラリーに。ヨーロッパの夏期に開催されることから例年気温が高く、固い地盤の上にサンディなグラベルが覆う路面は、1回目の走行ではスタート順が早いほど不利になる。しかし、グラベルが掃けてしまった後は、ラフでデコボコな路面がミスを誘う。現在FIAウーメン・イン・モータースポーツ・コミッションの総裁を務めるミシェル・ムートンは、1981年に自身初めてのWRC勝利をラリーサンレモで挙げている。これは、今でもWRC史上唯一の女性ドライバーによる勝利記録だ。

今戦も、マニュファクチャラーズ選手権の4チームすべてが、ドライバーを3人ノミネート。そして今季初めて、アンドレアス・ミケルセンが2017年スペックのWRカーで参戦。ミケルセンは、シトロエン・レーシングから、C3 WRCをドライブする。WRC2の争いは今回も激しくなることは必至。ジュニアWRCは、今季2度目のラウンドを迎える。

ライブ中継が行われるのは、3SS。土曜日のCoiluna-Loelle stage (SS13) 、日曜日のSassari-Argentieraは2回とも中継。2本目は、パワーステージに指定されている。

■2017年のルート

FIA

ラリーは、北西部の街アルゲーロが拠点となるが、スタートと開幕のスーパーSSの後、クルーは北東部のオルビアに設置されるパルクフェルメに入る。今年は、土曜日に難関ステージ、テラノーバとモンテ・オリアが登場。この2日目は、6SSの合計距離が、イベント最長の143.16kmとタフな設定となっている。日曜日は昨年と同じ構成で、2本のステージを2ループする。

■FIAラリーディレクター ヤルモ・マホネン
「ラリーイタリアと言えば、暑さとラフな道。クルーにもマシンにも、非常に厳しいチャレンジが待っている。このコンディションの中、石が散乱するステージではマシンをいたわることと速さを維持することのバランス取りが重要になる。どのデイも走行距離が長く、トラブルを抱えるとサービスに帰還できない危険性も高まってしまう」

■ラリーデータ
開催日:2017年6月8‐11日
サービスパーク設置場所:
総走行距離: 1,495.36km
総ステージ走行距離:312.66 7km (SS比:20.89%)
総SS数:19

■開催選手権
WRC
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JWRC

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