トヨタWRCチームが着用するG-SHOCKは防塵・防泥・耐振動の超強靭モデル – RALLYPLUS.NET ラリープラス

トヨタWRCチームが着用するG-SHOCKは防塵・防泥・耐振動の超強靭モデル

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こんばんは。Web担当ざうるです。腕時計は好きな方です。といっても、多くの人があこがれるような高級ブランドものに興味はなくて、日本が世界に誇るカシオのスタンダードモデルという、安くて軽くて長持ちするシリーズが大好物。「チープカシオ」などと呼ばれることもあるようです。

そんな私が、2月2日にMEGA WEBで行われたTOYOTA GAZOO Racingメディアカンファレンスの写真を見ていたところ、トミ・マキネンやヤリ‐マティ・ラトバラ、そしてモリゾウさんまでもが揃って腕に装着している、やたらゴツいデザインのG-SHOCKがとても気になってきてしまいました。

チームのオフィシャルパートナー、カシオ計算機さんから提供されているであろうG-SHOCKは、現場でも実際に使われているようです。

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ちょっと腕のところを拡大してみましょう(ヤリ‐マティ、ちょっと失礼します)。

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まず、全体のカラーはバンドも含めてブラック基調、そこに金色の文字がいろいろと刻まれています。上部には「G-SHOCK」の太い文字が。G-SHOCKシリーズで間違いないですね。盤面の左側には「TRIPLE SENSOR」の文字があり、これは大きな手がかりになりそうです。下部には3つあるというセンサーのうちのひとつ、丸い形状のセンサーも見えています。

文字盤の全周にわたってアルファベット3文字で世界各国の都市名が刻まれていて、ワールドタイム機能を有していることがわかります。世界を転戦するWRCチームですから、この機能は必須です。盤面上にはアナログの3針表示と、下部には横長のデジタル表示も装備。12時、3時、6時、9時の位置には大きなアラビア数字が配され、それ以外の時刻にも極太インデックスが刻まれていて、これなら一瞬で時刻を読み取ることができそうです。

これらの特徴に当てはまるモデルをCASIOのカタログから検索してみると……

……(5分経過)……

ありました!

実はG-SHOCKシリーズのモデルの多さから、難しい作業になるのではと覚悟していたのですが、思っていたよりも簡単に発見できました。

TOYOTA GAZOO Racing WRTの皆さんが装着しているのは、こちらのモデルになります。正確に言うと、こちらのモデルをベースに、バンド部には「TOYOTA GAZOO Racing」のロゴが入っています。もしかしたら、まだ他にもスペシャルなカスタマイズが施されているかもしれません。

CASIO G-SHOCK GWG-1000-1AJF
80,000円+税

・耐衝撃構造 ・防塵・防泥構造 ・耐振動構造 ・気圧/ 高度・方位・温度計測機能 (トリプルセンサーVer.3) ・タフソーラー (ソーラー充電システム) ・電波受信機能(世界6局) ・20気圧防水機能 ・サファイアガラス

MUDMASTER(マッド・マスター)というサブネームに「陸の覇者」というキャッチコピーがつけられたこのモデル。砂、泥、塵などの侵入を防ぎ、劣悪な環境下でも確実な動作を実現するという「防塵・防泥構造」を備えています。まさにラリーにぴったりですね。また、「トリプルセンサーVer.3」で方位、気温、高度などの情報を的確に感知するとのこと。ジャングルや砂漠など、陸上の極地での使用を想定した各種機能を搭載したモデルとなっています。

ボタンやりゅうずはガスケットを用いた防塵・防泥構造で操作性を損なわず、モジュールはゲル状素材により筐体から浮かされた耐振動構造になっているとか。当然のように6バンドに対応した電波受信機能も備え、世界各国で正確な時間を刻んでくれます。どんだけすごいんですか。

スペシャルページはこちらです。
陸の覇者 MUDMASTER – G-SHOCK – CASIO

お値段もなかなか立派で実売6万円あまり。チープカシオの売れ筋モデルなら、60本以上は買える計算ですね。でも、どこぞのブランド腕時計を買うくらいなら、お値段以上の価値はあると思います。やば、ほしい(汗)

ラトバラはラリー中も含めて愛用しているようです。ギャラリーにまとめてみましたので、気になる方はぜひ袖口をチェックしてみてください。



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