ERCイプルー:レグ1はブリーンがトップ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCイプルー:レグ1はブリーンがトップ

 

ERC第5戦イプルーラリー(ターマック、ベルギー)は6月19日夕方から競技初日に設定された7SS・83.58kmの走行が行われ、選手権リーダーのクレイグ・ブリーン(プジョー208T16)が首位で折り返した。

ベテランのブライアン・ブフィエ(CitroenDS 3 R5)は開幕ステージでスピンを喫し、SS2ではディッチにはまってタイムロスを喫した後には、スローパンクにも見舞われたが、この日後半でベストタイムを4回叩き出し、4.4秒差の2位でブリーンを追っている。ブリーンから6.1秒遅れの3位につけているのは、ERCジュニアチャンピオンのでステファン・ルフェーブル(プジョー208T16)。実家からわずか40kmという環境だが、イプルーの参戦はこれが2度目で、前回はプジョー208 R2での参戦だった。

今イベント10度目の勝利を目指しシュコダ・ファビアR5でエントリーしたフレディ・ロイクスは、初めて実戦で使用するマシンでセットアップが決まらず、さらにSS4でパンクを喫してタイムロス。この日は一本もベストタイムをマークすることができず、首位ブリーンから25.8秒遅れの5位に留まっている。

ヒュンダイのテストドライバーで、今戦はDS 3 R5でプライベート参戦に挑んでいるケビン・アッブリングは、ラリー前週に食中毒で病院に搬送されており、病み明けでの参戦。ラリーではスタートからアグレッシブに攻めたが、開幕ステージでディッチすれすれに迫りホイールにダメージを負った。その後、SS4までは一時首位に立ったが、SS4で右フロントをパンク。さらにSS6では3回転倒するアクシデントでリタイアとなった。

ERC2は、ティボール・エルディ(三菱ランサーエボリューションX)、ERC3はマリヤン・グリーベル(オペル・アダムR2)が首位に立っている。

日本から参戦している川名賢(フォード・フィエスタR2)は、総合55位でこの日を終えた。

レグ2は、10SS・169.80kmが設定されている。



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