WRCイタリア:ヌービル、2014年ドイツ以来の勝利を獲得 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCイタリア:ヌービル、2014年ドイツ以来の勝利を獲得

©HYUNDAI

WRC第6戦イタリアはすべてのSSを終了し、ヒュンダイのティエリー・ヌービルが逃げ切って自身2勝目、今季初勝利を獲得した。2位はヤリ‐マティ・ラトバラ、3位はセバスチャン・オジエとフォルクスワーゲン勢が続いている。

VOLKSWAGEN

VOLKSWAGEN

最終日に設定されたステージはふたつのSSを2度走行する計4SS。SS走行距離は40.26kmと短く、首位のヌービルはなんとか逃げ切りたいところだが、16.1秒差で追いかけるラトバラも諦めてはいない。

この日最初のステージとなるSS16でベストタイムを獲得したのはヌービル。このステージだけでラトバラに3.1秒差をつけて突き放しにかかる。ヌービルは続くSS17でもラトバラのタイムを上まわり、この時点でラトバラはリスクを避けて2番手をキープすることを明言した。ヌービルはSS18では再びの一番時計をマーク、リードを盤石なものとして、最終ステージを慎重に走り切った。2014年の第9戦ドイツ以来となる自身2勝目だ。2位はラトバラ、3位はパワーステージでベストタイムを獲得したオジエが入った。

VOLKSWAGEN

VOLKSWAGEN

4位はヒュンダイのダニ・ソルド、5位にはDMACKのフィエスタを駆るオィット・タナック、6位にMスポーツのエリック・カミリ、7位はヘニング・ソルベルグ(フォード)となっていえる。ようやくの2勝目を挙げたヌービルは昨年から不振が続いていただけに、今回の勝利で浮上のきっかけをつかめるか、注目が集まる。

次戦は6月30日から7月3日にかけて開催される第7戦ラリーポーランド。フィンランド顔負けの高速グラベルステージが大きな特徴となっており、ヘッドクオーターは例年どおりミコワイキに置かれる予定。

順位ドライバーマシンタイム/差
1ティエリー・ヌービルヒュンダイi20 WRC3:35:25.8
2ヤリ‐マティ・ラトバラフォルクスワーゲン・ポロR WRC+24.8
3セバスチャン・オジエフォルクスワーゲン・ポロR WRC+1:37.8
4ダニ・ソルドヒュンダイi20 WRC+2:54.0
5オット・タナクフォード・フィエスタRS WRC+5:26.4
6エリック・カミリフォード・フィエスタRS WRC+5:59.8
7ヘニング・ソルベルグフォード・フィエスタRS WRC+6:22.2
8テーム・スニネンシュコダ・ファビアR5+8:57.4
9ヤン・コペッキーシュコダ・ファビアR5+9:47.0
10カール・クルーダフォード・フィエスタR5+13:28.5


ラリプラメンバーズ2024募集中!!