ERCアゾレス レグ1・2日日:ルキヤナクが首位に浮上 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCアゾレス レグ1・2日日:ルキヤナクが首位に浮上

©ERC/Gregory Lenormand / DPPI

ERC第4戦アゾレスラリー(ポルトガル領アゾレス諸島、グラベル)は6月3日、サンミゲル島でレグ1・2日目に設定された6SSの走行が行われ、前日3位のアレクセイ・ルキヤナク(フォード・フィエスタR5)が首位に浮上した。

ルキヤナクは、この日最初のステージでベストタイムをたたき出し、一気に首位に浮上。しかし続くFeteiras MEOは霧に見舞われ、前日トップの2015年王者カエタン・カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5)が首位を取り返す。カエタノビッチは、イベントのハイライトステージ、火山を周回するSete Cidadesを制し、12.2秒差をつけて午前のループを終える。

ERC/ Jorge Cunha / DPPI

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しかしルキヤナクは、アゾレス初参戦にもかかわらず午後のリピートステージに入ると、カエタノビッチとの差を6.7秒に詰めてSete Cidadesを迎える。ここでは両者がともにバンクにヒットするアクシデントもあったが、この際、カエタノビッチはサスペンションのジオメトリーが狂ってしまい、ルキヤナクに16.5秒のタイムロス。この結果、ルキヤナクはカエタノビッチに9.8秒差をつけての首位で最終日を迎える。

一方、前日はカエタノビッチに1秒差の2位につけた新鋭ラルフ・サーマキス(シュコダ・ファビアR5)は、変わりやすい天候のもと、ペースノートとタイヤ選択に苦しみ、4位でこの日を終えた。

ERC/ Jorge Cunha / DPPI

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ERC2は、前日トップのボチエッチ・シュカーラ(スバルWRX STI)がセーフモードに入った隙にルーベン・ロドリゲス(三菱ランサーエボリューション)がトップタイムを連発し、一気に追い上げを見せる中で、終盤シュカーラが痛恨のパンク。ロドリゲスがシュカーラに1分12秒7差をつけての首位に浮上した。

ERC/ Jorge Cunha / DPPI

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ERCジュニアはマリヤン・グリエベル(オペル・アダムR2)がトップを維持している。

競技最終日となる4日土曜日はレグ2の6SS、102.76kmの走行が行われる。

アゾレスラリー レグ1暫定結果
1 A.ルキヤナク(フォード・フィエスタR5) 1:20:35.2
2 K.カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5) +9.8
3 R.ムーラ(フォード・フィエスタR5) +40.8
4 R.サーマキス(シュコダ・ファビアR5) +1:05.1
5 P.メイレレス (シュコダ・ファビアR5) +3:08.8
6 J.フォンテス(シトロエンDS3 R5) +3:24.6
7 D.ボッカ(シトロエンDS3 R5) +3:37.0
8 J.オラサク(フォード・フィエスタR5) +3:38.9
9 R.ジーツ(シュコダ・ファビアR5) +4:17.5
10 A.トルスタク(シュコダ・ファビアR5) +4:21.5



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