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プジョーラリーアカデミーから、2人の若手がWRCにステップアップ

©PEUGEOT

プジョーラリーアカデミーは、2015年の208ラリーカップで優勝したホセ・アントニオ・スアレスとジョルダン・ベルファを2016年のプログラムに起用することを発表した。それぞれWRC2とWRC3に参戦し、ラリーモンテカルロが緒戦となる。

2015年の208ラリーカップでは最終戦デュバレー前にタイトルを決めるなど、圧倒的な強さを見せ付けたスアレスは1990年生まれ、スペイン出身。2016年はプジョー208 T16でWRC2のモンテカルロ、ポルトガル、イタリア、ドイツ、フランスの5戦に参戦することが決まった。母国スペインでは既に208T16での実戦も経験済みだという。

20歳だった2014年、ラリーカップのジュニアタイトルをあと一歩のところで逃していたフランス出身のベルファは、今年は文句なしの優勝。2016年は208 R2でWRC3のモンテカルロ、ドイツ、フランスに挑む。

プジョースポーツのディレクター、ブルーノ・ファミンは「2016年は、208ラリーカップ卒業生を世界選手権に一気に引き上げて、若手育成に一層専念したいと思っていた」と今回発表した新体制を意気揚々と語った。

「スアレスは既に生来の速さを見せ付けているので、すぐにWRC2ではグラベル、舗装と分け隔てなく活躍を見せている208 T16を乗りこなせる。ベルファは、熟知した208 R2で、国際舞台で輝きを放ってもらいたい」

プジョーラリーアカデミーからは2015年、クレイグ・ブリーンが208 T16でWRC2、ERCに挑んでおり、ERCではカエタン・カエタノビッチとタイトル争いを繰り広げた。ブリーンは2016年、クリス・ミーク、ステファン・ルフェーブルと共にシトロエン・トタル・アブダビWRTからWRCにDS 3 WRCでのスポット参戦することが発表されたばかりだ。

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