【アンドレアス・ミケルセンのWRC奮闘記】The Handsome “Won”!! – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【アンドレアス・ミケルセンのWRC奮闘記】The Handsome “Won”!!

 


優勝したよ!!

少し時間が経ったけれど、まだ信じられない気分なんだ。素晴らしい週末、そして素晴らしいラリーだった。スペインで初優勝を挙げることになるとは思ってもみなかったよ。オーラはノルウェー人のコ・ドライバーとして初めてWRCで優勝し、その名を歴史に残すことになった。懸命な努力を重ねてきた結果、僕らはようやく表彰台の中央に立つことができた。喜び、幸せ、満足感、誇り。それらの感情のすべてがこみ上げてきた。これをひと言で説明するのはとうてい不可能だよ!

金曜日のステージが終わった時点で、優勝できるとは夢にも思わなかった。デイ2が終わった時点では6番手だったから、もっと上のポジションを狙う作戦だった。頑張って走り続けたら、どんどん順位が上がっていったんだ。日曜日の午前中にはいいステージタイムが出せて、ヤリ‐マティ(ラトバラ)とダニ(ソルド)とのバトルを心から楽しんでいた。特にヤリ‐マティとは取ったり取り返したりの連続で、最終ステージを前に集中力は全開だった。ドライビングは万全だとは分かっていたけれど、とにかく2位に入ることだけを目標にしていたんだ。ヤリ‐マティも全力を尽くしただろうし、僕らももちろんそうだった。フィニッシュラインを通過した時、2位に入ることができて本当にうれしかった。

ストップコントロールにいたTVコメンテーターのジュリアン(ポーター)とラジオのコリン(クラーク)がセブ(オジエ)について叫び始めた時、僕は冗談だと思ったんだ。彼らのことは良く知っているよ。ちょっとのことでも大げさにまくし立てるんだからね!
でもオーラが、「止まった。もう進むことができない」と言ったジュリアン(イングラシア)の無線を聞いた。彼らが無事だということも分かった。そこで突然、僕らがウイナーになったんだ! 涙と笑いで大変だった。オーラの手を握って、「オーラ、勝った! 勝ったんだ!」と言うのが嘘のようだった。もちろん、ノルウェー語で“Ola, vi vant. Vi har vunnet!”ってね! そしてラリーカーの上でジャンプして、シャンパンを浴びせて、喜びを爆発させることができた!

サービスパークに戻るとフォルクスワーゲン・モータースポーツの全員が拍手喝采で出迎えてくれて、マシンのルーフをたたいてくれた。僕自身、セブとヤリ‐マティを何度もそのように歓迎したわけだから、皆が僕を待っていてくれるということが、とても信じられないような気分だった。ヨースト(カピート)からのお祝いの言葉と抱擁はとても特別だった。それに、僕の家族全員が今回のラリーを訪れていたんだよ。両親、僕の姉と兄と彼らの家族、そしてガールフレンドのマルグレートもね。彼らがこのイベントに来ることを選んでくれて本当によかった。記念すべき日を一緒に祝うことができたんだからね!

ようやく初優勝を達成することができて、心の底からほっとしたよ。ヨーストは何度も僕が今シーズン中に優勝するだろうと言ってくれていた。実際に何度か勝利に手が届きそうになったけれど、これまでは残念な結果に終わっていた。今後、何度も優勝できることを願っている。僕らとしては、スペインで良い結果を出して選手権でマッズ(オストベルグ)を抑えて選手権の3位を決め、ウェールズで初優勝する計画だったんだ。スペインで優勝できたおかげで、マッズはもう追いつくことはできない。だからウェールズでも優勝を目指して自由に戦うことができる。この上昇気流に乗ってスタートできるのが待ち遠しくてたまらないよ!

パワーステージのフィニッシュラインを通過した時点から、すべてが信じられないくらい忙しくなった。スペインではジャーナリスト全員が僕らと話をしたがった(もちろん注目してくれてうれしかったよ!)。僕が予想していなかったのはその後、数日間それが続いたことだった。ノルウェーのすべてのテレビ局が僕をゲストとして歓迎してくれて、有名なトークショーのほとんどが僕を招待してくれた。僕自身は優勝前とはまったく変わっていないけれど、多くの人が僕と話をしたがってくれて、なんだか圧倒される気分だよ。これからも、楽しみながらベストを尽くしていくよ!

優勝後には、チームでの祝賀会が行われた。でも僕はエンジニアのリチャード(ブラウン)がどのような気分だったかあまり想像したくはないね……。僕らはずっと前から賭けをしていたんだ。優勝したら、僕が彼の巻き毛を剃るってね! それは日曜日の夜に実行された。彼はいま丸坊主になっているよ。かわいそうだとは思うけど賭けは賭けだし、彼はチームに対しても賭けていたからね! それにたかが髪の毛だ。また生えてくるよ!

これから僕はウェールズに集中していく。シーズン最終戦では最低限でも表彰台、そしてもちろん2勝目を狙っていくよ!
今回のタイトルは、僕のあだ名の「The Handsome One(ハンサムなヤツ)」との語呂合わせ。「ハンサムなヤツが優勝した」というフレーズにしてみたんだ。

イギリスでも応援してね!

アンドレアス

ワールドラリーカレンダー2019