ダカールラリー6日目、アルアティヤがベストタイム – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ダカールラリー6日目、アルアティヤがベストタイム

 

ラリーは9日、アントファガスタからアタカマ砂漠を走破して、チリ北部にあるルキケのビバークへと到着した。この日は2輪とクワッドは総走行距離688km、うち競技区間318km。4輪/トラックは総走行距離647km、うち競技区間277kmが設定された。

このステージでベストタイムを獲得したのはMINIのナッサー・アルアティヤ(写真)、次いでトヨタ・ハイラックスのジニール・ドゥビリエが続いた。

プジョーのステファン・ペテランセルは、最初のセクションをトップタイムで通過したが、その後ステアリングアームにトラブルが発生。20分以上をロスし20番手タイムでのフィニッシュとなった。前日にマシン修理のために大量ロスを喫したチームメイトのシリル・デプレは、32番手タイムでこの日のステージをフィニッシュしている。

総合順位はMINIのアル‐アティヤが前日と変わらずトップをキープ。ジニール・ドゥビリエ(写真下)が2番手に続いたがその差は11分12秒に開いた。3番手にアル‐ラジと、トヨタ・ハイラックス勢が2-3。4番手はクリストフ・ホロウィックまで順位は変わらないが、5番手にMINIのバーンハード・テン・ブリンクが浮上、トヨタのエリック・バン・ルーンが6位に後退。7位にトヨタのクリスチャン・ラビエールと、上位争いはMINIとトヨタのドライバーが入り組んでいる。

順調に首位を守っているアル‐アティヤは「僕らがステージウィナー?よかったよ。今日を走り切ることができてうれしい。今日も順調だった。砂漠では少しプッシュしたけど、本当に難しいから最初からかなり慎重に攻めた。今日のルートは、バギー向きだね。僕らのタイムはかなり上出来」と喜びを見せた。

日本勢ではトヨタ・チーム・ランドクルーザーの2台は市販車ディーゼルクラスでの1-2番手を維持。首位の三橋淳は総合27番手と順位を一つ上げたが、ジボンは36番手と2つ後退した。トラック部門については、カマスのエデュアルド・ニコラエフ首位につけている。

ラリーは10日、イキケからボリビアに突入し、塩湖で有名なウユニへと続く。リエゾンが長いため、競技者は早朝の出発を強いられる上に標高は3500mにも達する。この日は4輪/2輪/クワッドは総走行距離717km、うち競技区間321km。トラックは総走行距離436km、うち競技区間335kmとなっている。



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