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アジアクロスカントリーラリー2015でアウトランダーPHEVが3年連続完走

©MITSUBISHI

三菱が技術支援する「ツーアンドフォーモータースポーツ」のアウトランダーPHEVが、8月8日〜14日にかけてタイで開催されたアジアクロスカントリーラリー2015に出場し、青木孝次/ウッティチャイ・トリタラが総合20位、電気自動車クラス(T1-3クラス)で優勝を果たした。

青木孝次/ウッティチャイのアウトランダーPHEVは、競技初日の8月8日(土)にタイの古都チェンマイの遺跡でセレモニアルスタートを行い、翌9日(日)より本格的な競技がスタート。同ラリーの難所である、幅が広く水深の深い川をなんなく渡りきり、レグ1を総合17位で終えた。

翌10日(月)のレグ2は、今大会最長でアップダウンの激しい山岳地帯を中心としたコースで競われたが、このSS途中でコースアウトしてフロントガラスを損傷したため、後半のコースを回避して総合25位に後退。11日(火)のレグ3は、起伏が少なく乾いた路面が中心のコースで競技が競われ、総合22位に順位を上げた。

続く12日(水)のレグ4、13日(木)のレグ5においても、一つずつ順位を上げ、最終日の14日(金)のレグ6は、スタート地点である古都チェンマイに戻る比較的フラットなコースを、総合3番手の好タイムで走りきり、総合20位でゴールした。

三菱は、10月22日(木)~24日(土)にポルトガル東部のポルタレグレ県で開催されるクロスカントリーラリー「バハ・ポルタレグレ500」にワークス体制で出場する。ドライバーには、2002~2003年のダカールラリーで2連覇を飾った三菱自動車の増岡浩を監督兼務で起用。開発本部 EV要素研究部エキスパートの田中泰男がチームマネージャーとテクニカルディレクターを兼務する。

テクニカルディレクター 田中泰男コメント
「想定以上に厳しい路面コンディションでのレースでしたが、十分なパフォーマンスを示すことができました。モーター、ジェネレーター、バッテリーなどの電動部品に問題はなく、信頼性・耐久性の高さを実証しました。今秋開催予定のバハラリーに向けて、参戦車両の完成度を上げ、上位入賞を目指したいと思います」

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