WRCフィンランド:ディレクター陣コメント「ヤリマティは“キング・オブ・スピード”」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCフィンランド:ディレクター陣コメント「ヤリマティは“キング・オブ・スピード”」

 

ラリーフィンランド、フィニッシュ後の各チームディレクター陣のコメント。一イベントの平均時速で最速記録をマークして優勝したラトバラに対し、チーム代表のカピートは最大限の賞賛を贈った。(マニュファクチャラーズ選手権順位はフィンランド終了時点)

[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]
ヨースト・カピート(ディレクター)

マニュファクチャラーズ選手権首位
「ヤリマティとセバスチャンは、本当に素晴らしいラリーをしてくれた、別格の走りだった。ヤリマティは間違いなく“キング・オブ・スピード”。舗装・グラベルを通して、最速の走りをマークした。セバスチャンは、ドイツで世界タイトル確定の最初のチャンスが浮上してきた。彼を知るものなら誰でも、彼が2位では満足しないことは分かっている。ドイツでは、再びトップフィニッシュに返り咲くために全力を尽くしてくるだろう。アンドレアスは金曜日のクラッシュでリタイアを余儀なくされたが、それでもかなりハッピーな結果だ。カレンダー屈指の高速ラリーであるフィンランドでも他を寄せ付けなかったのだから」

[シトロエン・レーシング ]
イブ・マトン(チーム代表)

マニュファクチャラーズ選手権2位
「この週末の戦略はドライバーたちに委ねた。彼らはWRCのベンチマークでもあるこの高速ステージでのドライビング能力を見せてくれた。クリスとマッズはいずれも、DS3 WRCでフィンランドの上位を戦える能力を見せた。チーム全体の作業は、明らかに利益につながった。クリスのミスも、アプローチに疑問を持つべきものではない。ドイツとオーストラリアでも、ドライバーたちが自身で戦略を立てる事ができる。ポディウムフィニッシュを重ねることができたことも、チームの成長の証であり、今季この先に向けて自信になる」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ミシェル・ナンダン(チーム代表)

マニュファクチャラーズ選手権3位
「ドライバーたちが自信を掘り起こして挑まなくてはならないようなトリッキーなラリーで4位に入る事ができたので、まずまず満足できると思う。金曜日にはヘイデンがリタイアに追い込まれるという残念なことがあり、2台をフィニッシュさせることに専念した。アクシデントはいくつかあったが、それが達成できた。ティエリーはシェイクダウンでクラッシュしてしまったが、週末は落ち着いて安定した走りを見せた。それが4位という順位に結びついた。ダニは昨日の午後にトップ5から後退してしまい、今日は挽回することができなかった。今回のラリーを慎重に分析して、チームとしてどこが改善できるか考えなくてはならない。我々の総合的なペースは、自分たちが望むポディウム争いをするには十分ではない。チームはみんな、ドイツを楽しみにしている。我がチームにとって、特別なイベントだからね!」

[Mスポーツ]
マルコム・ウィルソン(チーム代表)

マニュファクチャラーズ選手権4位
「オットとエルフィンが今回ここで果たせたであろう内容を考えれば、もちろん少し残念ではある。しかし一方で、両マシンがラリーをフィニッシュすることができたのは素晴らしかった。金曜日の午前には、そんなことは不可能だと思っていたが、エルフィンの道路脇での修復作業は見事で、チームは一丸となってマニュファクチャラーズ選手権2位を狙うためにポイント獲得を目指した。両ドライバーは週末の間にいいタイムもマークした。特に、上位と同じようなリスクを負わずにだ。ドイツではいい戦いができると思うので、既に気持ちはそちらに向かっている。エルフィンは去年、コンペティティブに戦えるポテンシャルを見せたし、オットは舗装でのラリーは2012年の末以来となるが、過去にはいいペースも見せていた。このラリーで差を詰めていきたい」



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