Mスポーツ、北米向けに2L版フィエスタR5と1L版フィエスタR2 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

Mスポーツ、北米向けに2L版フィエスタR5と1L版フィエスタR2

 

英国拠点のMスポーツが、北米市場向けに2000cc仕様のフォード・フィエスタR5と1000cc仕様のフィエスタR2をリリース。7月18−19日に開催された米国ラリー選手権(RANC)第6戦ニューイングランドフォレストラリーで、実戦に投入した。フィエスタR5はラマナ・ラグマン、フィエスタR2はオーストラリアのブレンダン・リーブスがドライブした。

リーブスは2013年のRANCで2WDタイトルを獲得している。リーブスのコ・ドライバーは、2013年に新井敏弘とコンビを組んでいたアンソニー・マクローリンが務めた。今季はRANC初参戦となったリーブスだが、滑り出しから絶好調。2位以下に13分の大差をつけて、新型マシンに2WD部門デビューウィンをもたらしたほか、総合でも6位に食い込んだ。

一方、2リットル版フィエスタR5のラグマンはポディウムを目指して挑んだが、ペースノートに凡ミスがあり、開幕SSで石にヒットしてサスペンションを破損。それでも同日午後には修復して仕切り直し、今季最も多くの強豪が顔を揃えた同イベントで、トップ3タイムを連発し、総合8位でフィニッシュを果たした。

2台の新型マシンを実戦デビューさせたMスポーツ代表のマルコム・ウィルソンは「非常に高速なステージもあったが、2台のマシンが見せたペースには満足している」とコメント。
「ブレンダンは衝撃的なパフォーマンスを披露し、スーパープロダクションマシンを相手に新型フィエスタR2のポテンシャルを見せつけた。ラマナはアンラッキーだったが、果敢に追い上げてポディウムを争える可能性を示してくれた」

旧型のフィエスタR2で長く参戦してきたリーブスは「新型マシンは、本当にドライビングが楽しい」とコメント。
「乗ってすぐに、旧型からパフォーマンスが上がったことが感じられた。あらゆる部分が改善されているように感じたが、特に低速コーナーでの動きとエンジンは信じられないほど。1リットルエンジンでこれだけのことができるなんて、信じられないよ」

一方、フィエスタR5のラグマンは「速さを高めることができたし、特別なマシンだと言わざるを得ないね」とコメント。
「本当にドライブがしやすいし、パフォーマンスにはぶっ飛んだよ! 自分の経験から言って、北米でコンペティティブなマシンになることは間違いないね」



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