
©TGR WRT / McKlein
2025年シーズンWRC第5戦ラリーポルトガルは(グラベル)は、5月15日(木)にオープニングのSS1が行われ、トヨタのエルフィン・エバンスが2分18秒1のベストタイムをマークし、首位に立った。0.2秒差の2番手にはトヨタのセバスチャン・オジエとヒョンデのオィット・タナックが同タイムで並んでいる。
クルーは15日木曜日午前中にシェイクダウンを行い、現地時間の17時からポルトガル北部の古都コインブラで、華やかなセレモニアルスタートを実施。その後、大西洋に面するリゾート地フィゲイラ・ダ・フォスに移動し、舗装路面のスーパーSSを舞台に2.94kmのSS1を走行した。
現在、ポイントリーダーに立つエバンスがベストタイムをマーク。0.2秒差の2番手タイムをオジエとタナックが分け合った。初日を終えたクルーは、翌日に向けたタイヤフィッティングゾーンを経て、フィゲイラ・ダ・フォズのパルクフェルメに車両を入れている。
幸先良くベストタイムを刻んだエバンスは「明日がドライになった場合、厳しいポジションになるだろう。サービスが設定されていないし、マシンを調整する機会がかなり限られている。だからこそ、シェイクダウンではマシンを仕上げることに集中したよ」と、翌日に向けてコメントしている。
1.9秒差の7番手タイムでまとめた勝田貴元(トヨタ)は「雰囲気は最高ですし、最初のステージも楽しんで走ることができました。明日は長くタフでチャレンジングな1日になるでしょう。良いフィーリングで走れることを願っています」と、笑顔を見せた。
競技2日目はSS2〜SS11の10SS、SS走行距離は146.48km。オープニングのSS2は、日本時間5月16日の15時35分にスタートする。
WRCポルトガル SS1後暫定結果
1. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2:18.1
2. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +0.2
3. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) +0.2
4. A.フルモー(ヒョンデi20Nラリー1) +0.4
5. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +0.6
6. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.3
7. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.9
8. S.パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +4.1
9. N.グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +4.3
10. M.セスクス(フォード・プーマ・ラリー1) +5.0