Mスポーツのマルコム・ウィルソンが、FIAスポーツ担当副会長に指名 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

Mスポーツのマルコム・ウィルソンが、FIAスポーツ担当副会長に指名

©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

Mスポーツのマルコム・ウィルソンが、FIAの新スポーツ担当副会長に指名された。先月、ロバート・レイドが退任したことに伴うもの。2001年にリチャード・バーンズのコ・ドライバーとしてWRCタイトルを獲得しているレイドは辞任する際にモハメド・ビン・スライエム会長の連盟運営を批判しているが、情報筋によれば、レイドはビン・スライエムとの不和のために長い間、職務から遠ざかっていたという。

ウィルソンの指名に関しては、マカオで開催される臨時総会・会議でFIAメンバーによる投票が行われる。しかし、ビン・スライエムが12月の選挙結果が出るまで会長職を続けるかどうかは不透明であり、ウィルソンの在任期間が短期で終わる可能性もある。

「指名を受けたことは、この上なく誇らしいこと」と語るウィルソンは現在69歳。
「私のキャリアにおいて、FIAは中心的な役割を果たしてきたので、FIAのメンバーがそれぞれの重要な役目を果たすために、会長を支えことをとても楽しみにしている。会長が現在の任期を務める間、会長と協力し、ラリーに新たなファンを増やし、すべての競技者に最高の選手権を提供できるようにすることを楽しみにしている」

FIAによれば、ウィルソンが指名されたスポーツ担当副会長は、「ワールドモータースポーツカウンシルで選出される最も重要な役割のひとつであり、FIA委員会や各国のスポーツ当局と協力して世界的なモータースポーツ政策を策定し、モータースポーツにおける安全性、持続可能性、革新性を推進するなど、幅広い責務を担うもの」だという。

ビン・スライエムは「40年以上にわたって、マルコムはドライバーとしてもチームに対しての技術パートナーとしても、最高レベルで競技に参加してきた。この経験は、FIAにとって貴重なものとなるだろう」とウィルソンを評価している。
(Graham Lister)



RALLY CARS