[更新日]:
2015年03月14日
【アンドレアス・ミケルセンのWRC奮闘記】第3回メキシコの雰囲気は最高だよ!
皆さん、メキシコよりオラ!(スペイン語でこんにちは)
……と言いたいところだけれど、実はいま、
僕はカリブ海にいるんだ。
ラリー終了後の月曜日の朝にマイアミに直接飛んで、
翌日にはバハマ諸島に到着した。
しばらくは海とビーチでのんびりするつもりだよ!
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ラリーメキシコに話を戻そうか。
僕らは3位に入ることができた。
もしイベント前にこの結果を聞かされても、絶対に信じなかったよ。
2014年が僕にとって初めてのラリーメキシコで、
その時に僕は2回もコースオフしたんだよ! 2回もだ!
2回ともラリー2規定を適用してもらなわなくてはならなかった。
だから昨年は通算しても100kmくらいしか走っていないと思う。
メキシコの経験はほとんどないに等しかったんだ。
メキシコのグラベルでプッシュするには経験が必要だ。
とても特殊でソフト、それでいて非常に高速なコースだ。
今年は特に多くのドライバーが経験したとおり、
頭のなかでドライビングを組み立てることができないとコースオフしてしまう。
だから、今回の僕の目標は、
とにかくすべてのステージを走り切って経験を積むことだった。
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トップ5に入れたらラッキーだという状態で3位だからね。
表彰台を獲得できた喜びは表現できないほどだよ!
速く走ることも重要だけれど“速く走りすぎない”こともポイントだった。
クリーンで安定した走りができたし、しかもリスクもまったく負わなかったしね。
こうやって経験を積むことによって、2016年のメキシコで
優勝が狙えるようになるからね。
それに3戦で3回連続の表彰台を獲得し、選手権で2位につけているなんて!
ここまでは申し分のないシーズンだよ!
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昨年、ここであまりドライビングができなかったとはいえ、
僕はコ・ドライバーのオーラよりは経験があったんだ。
彼は今回がメキシコ初体験だった。
このイベントはとても難しく、厳しいものだから、
週末にかけて彼が少し緊張しているのが分かった。
多くの情報を短期間で理解する必要があるし、
メキシコのSSはコ・ドライバーにとって難しいものだからね。
すべてのステージでミスなくコ・ドライビングすることができた彼は
ポディウムでずいぶんと安堵していたようだった。
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ラリーメキシコはとても素晴らしいイベントだ。
もしWRCを観戦したいと思ったら、僕ならメキシコをぜひオススメするね。
雰囲気は最高だし、人々はとてもフレンドリーだし、
ラリーに対する関心度もとても高い。
そして食事も本当に美味しい。
僕らもいつもより多くステーキなど赤身の肉を食べた。
さすがに一週間そんな食生活をしてきたら、
家に帰るとヘルシーなスシが恋しくなるけどね。
あとメキシコはなんと言っても天気がいい!
長期間に及ぶ暗くて寒い冬を経てきた僕らにとって、
ビーチサンダルとショートパンツを履いて
再び太陽を浴びるのは最高の気分だからね。