【ペター・ソルベルグのWorldRXプレビュー】ドイツ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【ペター・ソルベルグのWorldRXプレビュー】ドイツ

 

【ペター・ソルベルグのWorldRXプレビュー】ドイツ

これ以上、鎮痛剤のお世話にならずに済むよう、祈っててくれるかい? 鼻水、熱ももう勘弁。レースに集中だ。しかも舞台は、今季F1パイロットですらドライブできない場所、ホッケンハイムだ。

正直に言うと、先週ポルトガルでの世界ラリークロス開幕戦は、とても具合が悪かったんだ。マシンに乗り込みライトが緑に変わってしまえば、最初のコーナーのこと、そしてその先のコースのこと以外は考えられなくなる。その時に自分の調子を最高潮に持っていけた時は、信じられないような気分だよ。アドレナリンは爆発状態。朗報なのは、僕の具合はよくなってきているということ。まだ完全ではないし、声もまだ出ないけど。僕には、これが一番ツライんだけどね!

この週末、またマシンに乗ることを考えると、本当にワクワクするんだ。先週のポルトガルでは、PSRXが冬の間にどれほど素晴らしい仕事をしてきたのかを示すことができた。世界ラリークロスのタイトル防衛に向けて、最高のマシンを作り上げたんだよ。そしてポルトガルでは、いいスタートを切ることができた。3つのレースで勝ち、選手権リーダーとして終えることができたんだ。目標の位置だよ。

まだ手がけなくてはならない部分が残っていることも分かっているし、僕らは常に次の改良版に向けて作業にかかっている。新しいステップアップも、もうすぐ行う。みんなも分かっているだろう? メカニックたちは、決して手を止めたりしないんだ!



でも、ドイツはどんなコースなんだろう? 新しいコースに挑むのは、いつだってエキサイティングだ。どんなレースになるかも、雨が降ったらサーキットはどんな状態になるのかも、誰も分からない。もし雨になったら、グリップはするのかな? どこか一番速いラインなんだろう。新しいサーキットでのレースに初めて挑む時は、プラクティスや序盤のヒートをうまく活用することが大切だ。ラインを模索してコーナーまでの最短の方法を見極める。信じてくれよ、コレだ!っていう方法がいつでもあるわけじゃないんだ。

今季は、攻めてくるドライバーがたくさんいると思っている。もちろん今週末もね。全員のドライバーの完全なポテンシャルをまだ目にしてはいないってことは確かだ。今季の僕のチーム、SDRXのチームメイト、ライアム・ドーランだってそうだ。才能がありマシンもいいのに、開幕戦ではアンラッキーだった。

でも僕や僕のチームにとっては、一番の目標はどのラウンドも同じ。ポイントをたくさん獲得することだ。もちろん勝ちたいよ。いつだって勝っていたい。でも、世界ラリークロス選手権のタイトルを防衛する初めてのドライバーになりたいし、そのためには、安定してポイントを積み重ねて行く必要がある。今週末もこれが目標だ。

ホッケンハイムリンク(ドイツ)
距離: 1240m
ターマック: 60%
ダート 40%

今回はDTMとの併催という特別なイベント。スケジュールはこんな感じで進んでいく。(現地時間での表記)
5月1日(金)
14:15 DTMフリープラクティス1
15:45 RXオープンプラクティス
16:50 RX予選ヒート(1,2)

5月2日(土)
14:48 DTMレース1&ポディウム
16:10 RXオープンプラクティス
16:50 RX予選ヒート(3,4)

5月3日(日)
10:35 DTM予選Race 2
11:25 RXオープンプラクティス
11:40 RXセミファイナル&ファイナル



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