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Mスポーツ・フォード、マルティン・セスクが駆る「ハイブリッドなし」のプーマ・ハイブリッド・ラリー1を公開

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Mスポーツ・フォードは、6月27日〜30日に開催されるWRC第7戦ラリーポーランド(グラベル)でラリー1デビューを果たすマルティン・セスクが駆るフォード・プーマ・ラリー1を公開した。ラトビア出身のセスクは、史上初めて、ハイブリッドなしのラリー1マシンでWRCに参戦する。セスクにとっては、ラリー1での参戦も初めて。チームからは、マニュファクチャラーズ選手権にノミネートするアドリアン・フルモー、グレゴワール・ミュンステールが、通常のハイブリッドシステム搭載のプーマ・ハイブリッド・ラリー1で参戦する。

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セスクは、ERCイベントとして開催されたラリーポーランドに3回参戦した経験を持っており、イベントの知識が深い。特に昨年は優勝も飾っており、WRCトップカテゴリーでの初参戦でもこのアドバンテージを活かしていく。

セスクが駆るハイブリッドなしのラリー1は、今季から参戦が認められたもので、ハイブリッドユニットの変わりに100kgのバラストウエイトを搭載する。セスクは、ポーランドでハイブリッドなしのラリー1でマシンに慣れた後、第8戦として母国ラトビアで初めて開催されるWRCイベント(7月18日〜21日)では、ハイブリッド搭載のフルラリー1マシンで参戦する。

「ポーランドでまた参戦することができて、とてもワクワクしている。ここにはいい思い出があり、ERCイベントとして開催された昨年は優勝を飾っている。もちろん、今年はラリー1マシンでの初めてのイベントとなるので、まったく違った戦いになる」とセスク。
「先週行ったテストは、これまでとはまったく違った信じられないような経験だったよ! マシンの反応がものすごく早く、コーナーを進む速さと言ったら、乗ってみなければ分からないと思う。スピードを高めるのは大きな挑戦だが、それがポーランドの目標だ。自分たちは、マシンのエアロダイナミクスやチームに慣れるためにポーランドではハイブリッドなしのマシンをドライブして、ラトビアでいい走りができるようにしっかり準備をしていく。目標は走行経験を積んでラリーをフィニッシュし、できる限り学ぶことだ」

ミュンステールのポーランド参戦は、2021年以来。ERCイベント時代に2回参戦し、その後WRC2にステップアップしている。前戦サルディニアでは自己ベストの総合5位でのフィニッシュを果たして自信を高めているミュンステールは、高速グラベルステージでの経験を高めて、さらにポイントを獲得することを目指す。
「ここからの高速グラベル3連戦を楽しみにしている。先週はエストニアでいいプレテストができた。あのようなハイスピードでこのプーマをドライブできたのは、信じられないような経験だった。このマシンを経験するには最高の方法。スタートが待ちきれないよ!」とミュンステール。
「ポーランドでのセッティングは、その先2戦のベースになるからとても重要なラリーになる。ポーランドの路面は少しソフトになることもあるから轍が掘れると思う。そこはテストでは経験できなかったので、興味深いね。新しいイベントを経験できることがうれしい。今回は経験値という意味ではほかのクルーと近いので、それがどのように影響するのか、楽しみだ」

フルモーはラリーポーランドの参戦は初めて。フィンランドやエストニアの高速グラベルでの知識を活用することを目指す。ドライバーズ選手権では現在5番手になっていることから、スタート順では有利になるアドバンテージを活かしていく。
「ポーランドでの参戦は初めてだが、高速グラベル3連戦の初戦になるので、後ろの2戦に向けてポーランドでは自分たちのペースを上げていきたい」とフルモー。
「ここでいいリザルトを収めて、サルディニアでのことは忘れたいね。チームと協力して取り組んできたので、また期待を高めてスタートできるし、近いうちにまたポディウムに上がりたい。ラリーポーランドについて自分たちがしっていることは、かなり高速でかなりサンディだということ! だから、学ぶことがたくさんあると思うが、自分たちの経験を活かしていきたい」

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