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現ラリー1とラリー2規定は2025〜2026年も継続。新規定は2027年から

©HYUNDAI

FIAは6月11日に今年2度目のワールドモータースポーツカウンシル会合をウズベキスタンで開催。WRCに関しては、現在のラリー1、ラリー2の技術規定をこの先2シーズンも継続し、2027年に次の規定の確定を目指すことで合意した。幅広くフィードバックを集め、数々の議論を経て、2025年、26年もラリー1/2車両のWRC技術規則を変更しないことを確認した。

FIA

FIAは会合に関するレポートで、WRCの全関係者が27年以降の規制の方向性について前向きに取り組んでおり、ワールドカウンシルメンバーとマニュファクチャラーの間では、FIAがこれまでに設定したトップレベルの参加者を増やすことを主眼とした主な目標について、十分なコンセンサスが得られていること、カウンシルが現在のマニュファクチャラーがラリーの長期的な将来について、事前に十分なコミットメントをしてくれることを期待していると伝えている。

新規定は12月に開催されるワールドモータースポーツカウンシルの会合で承認に向けて提示されることになっており、これによりマニュファクチャラーが次の規定に対応するまでに2年間という期間を与えることができるようになる。

FIAは、WRCプロモーターからの明確な投資誓約を受けて、コマーシャル部門とコミュニケーション部門のチームを強化し、プロモーターとプロモーショナル・ワーキング・グループを中心とする主要投資者への支援を拡大する。

WRCスポーティング・ワーキング・グループの設立に伴い、今後は競技規定の管理にも重点が置かれるようになり、メディア活動の機会を増やし、参戦者のコストを削減することに重点が置かれる。これらの競技規則の最終版は、10月のワールドモータースポーツカウンシルの会合で提出される。

FIA総裁のモハメド・ビン・スライエムは、このまとめについて「WRCはFIAにとって非常に重要であり、ラリーという競技の最高峰。私はこの数週間、その将来の方向性についてマニュファクチャラーと何度も話し合ってきた。今後2年間、技術面で安定性を確保する必要があることは明らかだが、同時にFIAにとって重要なのは、この安定性を提供する際に、メーカーからも同様の積極的なコミットメントを得ることだ」と語った。

今回の決定を受けて、WRC関係者からもコメントが寄せられている。

WRCプロモーターのマネージングディレクター、ヨナ・シーベルは「WRCプロモーターとして、今は我々にとって非常に重要な時期。今回の決定により、これからの2年間、我々は技術的な観点から団結と一貫性をもって前進することができる。その間も我々は、ラリーファンの地盤を拡大し、ファンのために提供するための新しくエキサイティングな方法に多額の投資を行っている」と語る。

RED BULL

トヨタ・ガズーレーシング・ワールドラリーチームの代表、ヤリ‐マティ・ラトバラは「我々はWRCに対して非常に確固としたコミットメントを持っており、継続的なアプローチを心から支持している」とコメント。

ヒョンデ・モータースポーツの社長でチーム代表のシリル・アビテブールは「この数カ月間、我々はFIAと非常に緊密に協力してきた。2025年と2026年の技術規則を安定させることが正しいことだと信じているし、ガバナンスに関する非常に本質的な措置は、ラリーが必要としている短期的な改善と長期的なブレークスルーに向けて、より統一された前向きなアプローチを提供するものだ」と語る。

Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームのマルコム・ウィルソンも「この先の我々にとって、非常に前向きなステップだ。これまでプロモーション面、マーケティング面、そしてイベント運営に関する計画について優れた提案が提示されてきた。これからは、それを実現する作業を始めなくてはならない。そして、技術面に関して一貫した提案があれば、WRCが目指す目標を達成する余地はあると思う」と見解を述べた。

ラリースウェーデンでジェネラルマネージャーを務めるアンナ・ノルドクビストは「主催者の立場としては、 今、ラリーとファンに大きな利益をもたらす前向きな取り組みがたくさん始まっていると感じている。どのラリーもそれぞれに違いがあるが、より柔軟性を高め、ファンにどんな体験をしてもらえるかということに重点を置くことで、誰もが恩恵を受けることができる。競技規定に関する取り組みは、我々にとって本当に重要だ」とコメント。

ヒョンデのティエリー・ヌービルは「サルディニアで行ったミーティングで、チームが要求していた規定の安定性が確保されたことを耳にできてよかった。ラリーの将来の発展のために、興味深い提案がいろいろとあるようだ。これに加え、FIAのプロモーション活動の強化は、ラリーの知名度を高め、すべての関係者に大きな価値を提供することにつながる。ドライバーのひとりとして、世界中のファンとのつながりを維持するだけでなく強化し、ラリーが成長と繁栄を続けられるようにするための変化を目の当たりにできることに、とてもワクワクしている」

さらにワールドカウンシルは、プロモーションを目的として、各登録マニュファクチャラーが指名したチームスタッフ2名が、撮影やソーシャルメディア・コンテンツ作成のために、リエゾンで競技車両の1km以内での立ち会いを認めることを承認した。 また、車載カメラレンズの取り付け位置も追加された。

一方、ジュニアWRC選手権について、シリーズの継続性と安定性を確保するため、独占車両供給契約(Mスポーツ・ポーランド・フォード・フィエスタ・ラリー3 EVO)の2025年シーズンまでの延長が承認された。



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