WRCサルディニア:オィット・タナック「今はいろいろエモい」日曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCサルディニア:オィット・タナック「今はいろいろエモい」日曜日コメント集

©HYUNDAI

WRCラリーイタリア・サルディニア(グラベル)、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。6.3秒差の2番手で最終日を迎えたヒョンデのオィット・タナック。順位キープのチームオーダーに、手堅いペースながらも徐々に首位のセバスチャン・オジエとの差を詰めていたが、最終パワーステージでのオジエのパンクにより、WRC史上最も僅差での逆転優勝に、かつての自分の姿を重ねながら感慨深い表情を見せた。

*カッコ内は順位の前日比
*獲得ポイントは 木〜土+日曜日+パワーステージ=合計の順に明記

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッド

■オィット・タナック/総合優勝(↑)
日曜日単独順位:2位
パワーステージ順位:2位
獲得ポイント:15+6+4=25
「いまは、本当にいろいろな感情が入り乱れている。このような形で勝利を失ったセブのことは本当に気の毒だ。自分も数年前、手堅いと思われていた勝利を逃していて、まったく同じ立場に立っていた。タフな週末だったが、このように高リザルトで終えられて素晴らしい締めくくりになった。この先のラリーでどのようになるか、楽しみだ。ここからシーズン後半に入っていくし、自分たちも間違いなく争いに加わっている。ここから、自分がいつも楽しみにしている高速ラリーもあるが、昨日の午後も楽しめるつもりでいたのに、計画通りに行かなかっただけ。この先のイベントで、マシンにいいフィーリングが得られることを期待している」

■ダニ・ソルド/総合3位(=)
日曜日単独順位:5位
獲得ポイント:13+3+0=16

HYUNDAI

「ラクな一日ではなかった。エルフィンがいい走りをして、最後まで自分をプッシュしていた。最後のステージはとにかく生き残ることだけに集中した。完全に荒れまくっていたし、マシンにとてもハードだった。ポディウムに上がってフィニッシュできたので、本当にうれしい。この2戦、ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドに戻れたことは喜びだったし、すごく楽しかった。チームのためにいいリザルトを持ち帰ることができてうれしいよ。マニュファクチャラーズ選手権がこんなに接戦になっているので、いいフィニッシュをしてチームを助けることが自分たちにとって重要なことだった」

■ティエリー・ヌービル/総合41位(↑)
日曜日単独順位:1位
パワーステージ順位:1位
獲得ポイント:0+7+5=12

HYUNDAI

「今日はやるべき仕事をやったが、昨日起きたことにはもちろんフラストレーションが溜まる。自分たちは明らかにコンディションに対応していたし、速さもよかったし手応えを感じて、そして速かった。ただ、ほんの一瞬、集中力が切れただけで、続けることができなくなってしまった。全体として今回のことを誇らしく思うことはできないが、金曜日と日曜日のパフォーマンスについてはプライドを持てるし、チームも今日は素晴らしいリザルトを収めた。次のポーランドでは以前に勝ったことがあるし、昨年のエストニアやフィンランドでは自分たちは見事な改善を見せているので、楽しみにしているよ」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■セバスチャン・オジエ/総合2位(↓)
日曜日単独順位:4位
獲得ポイント:18+4=22

TOYOTA

「今日は、すごくラフなステージもあるのでタフになることは承知していたし、たぶん自分たちにすごく合っているわけでもないと思っていた。それでも、優勝を確実にするために必要な仕事はしていたと思うのだが、残念ながらフィニッシュ手前3kmあたりから、タイヤ圧が下がってきた。このパワーステージはコンディションが非常に過酷で、これまで見てきた中でも最悪だった。自分たちにできることは、まったくなかったと思う。こうしたことを受け入れるのはなかなか厳しいが、結果としては、チームの総合ポイントという点では何も変わらない。この週末での成果には満足していいと思うし、モータースポーツというものは時に思い通りにいかないものだ。また戻ってきて、このレベルのパフォーマンスを維持できるようにしたい」

■エルフィン・エバンス/総合4位(=)
日曜日単独順位:3位
パワーステージ順位:3位
獲得ポイント:10+5+3=18

TOYOTA

「自分たちにとっては非常に難しい週末になったが、今日は少しよかった。フィーリングは間違いなくよくなったし、タイムや今日獲得したポイントがそれを示していると思う。それでも、週末を全体として見れば、このようなコンディションのラリーに関して改善できる部分がまだたくさん残っている。朗報は、ここからの3戦は性格がまったく違うこと。このマシンは高速ラリーで強いことは分かっているし、早い段階で自信が得られるようにできる限りいい準備をすることが重要だ」

■勝田貴元/総合35位(↑)
日曜日単独順位:6位
パワーステージ順位:5位
獲得ポイント:0+2+1=3

TOYOTA

「何よりもポイントを獲得することが今日の目標でした。もちろん、自分の出走順を考えれば難しいことは分かっていましたし、最初のステージは前を走るクルマのダストで視界が非常に悪く、あまりうまく行きませんでした。パワーステージではポイントを獲得しましたが、もちろんもっとたくさんポイントを獲ることを目指していました。ラリーの序盤は順調で、すべてをコントロールすることができていましたが、残念ながらメカニカルのトラブルが起こってしまいました。しかし、今回はクルマにとって厳しいラリーでしたし、時にはこういうこともあるので、現実を受け入れて次のラリーでも頑張るしかありません」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■グレゴワール・ミュンステール/総合5位(=)
日曜日単独順位:10位
獲得ポイント:8+0=8

M-SPORT

「トラブルのないイベントにできてとにかくうれしいし、最終的にWRCでの自己ベストリザルトに届いたのだから、すごく満足。まだやることはたくさん残っているしペースも上げていかなくてはいけないが、常に正しい方向に進んでいる。特にSS3で自分にとって4回目のベストタイムをマークできたので、ここから経験を積んでこの流れをこの先のイベントにも繋げていかなくてはならない」

■アドリアン・フルモー/総合15位(=)
日曜日単独順位:7位
パワーステージ順位:4位
獲得ポイント:0+1+2=3

M-SPORT

「この週末に見せたペースはかなりポジティブに捉えられると思う。特に金曜日と土曜日だ。金曜日に電子系のトラブルが起きてしまったのは残念だが、将来に向けてこうしたことに取り組んでいく。日曜日は、パワーステージポイントを獲れてよかった。スーパーサンデーの順位でもっと上にいけたらよかったけれど。自分たちは、低速コーナーでマシンを俊敏にできるようにもう少し専念する必要があるが、これはサルディニア独特のもの。全体としてはマシンにはハッピーだったし、ここからはこの先のスムーズグラベルのラリーに専念していかなくてはならない」

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