WRCポルトガル:トヨタのセバスチャン・オジエが連勝、ヒョンデ勢が2-3位を獲得 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポルトガル:トヨタのセバスチャン・オジエが連勝、ヒョンデ勢が2-3位を獲得

©TOYOTA

2024年シーズンWRC第5戦ポルトガルは、5月12日(日)に最終日の4SSを走行し、トヨタのセバスチャン・オジエが前戦クロアチアに続き、今季2勝目を決めた。2位はオィット・タナック、3位にはティエリー・ヌービルとヒョンデ勢が続いた。4位にはMスポーツ・フォードのアドリアン・フルモーが入った。

上位陣は首位オジエ、2番手タナック、3番手ヌービル、4番手にヒョンデのダニ・ソルド、5番手フルモー、6番手にトヨタのエルフィン・エバンスというオーダーで、ラリー最終日はスタートした。この日はSS19〜SS22の4SSで62.18kmを走る構成。選手たちはサービスパークの置かれているマトジニョスの北東エリアに設けられた2SSを2度走行する。SS22のパワーステージに設定されるのは、ポルトガルを象徴する名物ステージのファフェだ。

オープニングステージのSS19は霧に包まれ、視界の悪いコンディションのなかスタート。ここでは上位陣最終走者のオジエがベストタイムをマークし、11.9秒あった総合2番手タナックとの差を拡大、18.1秒差とした。なお、SS4番手タイムをマークしたフルモーはソルドをかわして、総合4番手にポジションアップを果たしている。続くSS20の舞台は、パワーステージの舞台でもあるファフェ。このステージも、引き続き霧が視界を遮るなかでのアタックとなった。SS20を制したのはタナック。オジエとの差を4.5秒詰め、合計での差を13.6秒とした。

HYUNDAI


続くSS21は、SS19の再走ステージ。エリアによってはまだ霧が残っている状態のなか、再びタナックがベストタイムをマークした。オジエとの差は10.1秒に縮まり、ラリーは最終ステージへと向かう。このステージでは、エバンスがエンジンのオーバーヒートに見舞われ、途中でEVモードに切り替えながらフィニッシュ。大きくペースを落としたものの、総合順位としては6番手を維持している。なお、この日再出走を果たしたロバンペラはここまでタイヤを温存する走りに徹し、パワーステージでのフルポイント獲得に集中。同じく再出走を果たした勝田は、オープニングステージからハイブリッドシステムが作動しないトラブルに悩まされ続け、ペースをつかみ切れずにいる。

最終ステージのSS22、ラリー2車両はシトロエンC3ラリー2のニコライ・グリアジンがトップフィニッシュ。WRC2ではトヨタGRヤリス・ラリー2のヤン・ソランスが初勝利を挙げ、GRヤリス・ラリー2にとってWRCで初めての勝利を記録している。

ラリー1勢は、再出走組のロバンペラからコースイン。6分25秒9をマークし、これがひとつのベンチマークとなる。続く勝田はロバンペラから1.3秒遅れの暫定2番手タイムでフィニッシュ。続いてアタックしたエバンス、ソルド、フルモーらはロバンペラのタイムを上まわることはできず、いよいよトップ3がコースイン。

総合3番手のヌービルはロバンペラのタイムを2.2秒上まわり、暫定ベストタイムを更新。これで3位以上の座を確定させた。続くタナックはヌービルのタイムから0.1秒遅れのSS2番手タイムをマーク。これで2位以上が確定している。そして上位陣最終走者のオジエはSS4番手タイムをマークし、前戦クロアチアに続く今シーズン2勝目を挙げた。オジエ自身にとってはキャリア通算60回目という節目の勝利となった。

TOYOTA


これで最終SS終了時点での総合順位はオジエ、タナック、ヌービル、フルモー、ソルド、エバンスというトップ6。パワーステージはヌービル、タナック、ロバンペラ、オジエ、勝田がトップ5に入り、それぞれボーナスポイントを獲得した。なお、土曜日までのポイントと日曜日“スーパーサンデー”のポイント、そしてパワーステージでのボーナスを合計すると、ウイナーのオジエが25点(18点+5点+2点)、2位のタナックが26点(15点+7点+4点)、3位のヌービルが24点(13点+6点+5点)を獲得。

この結果、ドライバーズランキング上位はヌービルが110点とし、依然として首位をキープ。以下エバンス86点、タナック79点、フルモー71点、オジエ70点、勝田49点という並びとなった。マニュファクチャラーズポイントは、ヒョンデが219点でランキングをリード。トヨタが215点、Mスポーツ・フォードが116点となっている。

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次戦は5月31日〜6月2日にかけて開催される第6戦サルディニア。サルディニア島北部のアルゲーロを拠点として、行われるグラベルラリー。サンディな路面と高い気温はマシンにも選手にもタフな一戦となる。昨年はティエリー・ヌービルとエサペッカ・ラッピのヒョンデ勢が1-2フィニッシュを収めている。

WRCポルトガル 暫定結果
1. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 3:41.32.3
2. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) +7.9
3. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +1:09.8
5. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +1:47.8
4. D.ソルド(ヒョンデi20Nラリー1) +2:48.9
6. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +6:36.0
7. N.グリアジン(シトロエンC3ラリー2) +11:48.4
8. J.ソランス(GRヤリス・ラリー2) +11:52.9
9. J.マクリーン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +11:56.1
10. L.ヨーナ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +13:40.3



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