WRCクロアチア:Mスポーツ・フォードはアップデート版のリヤウイングを投入 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCクロアチア:Mスポーツ・フォードはアップデート版のリヤウイングを投入

©M-SPORT

今週開催されるWRC第4戦クロアチアラリー(ターマック)に、Mスポーツ・フォードは、アドリアン・フルモー、グレゴワール・ミュンステールのふたりをフォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1のドライバーとしてエントリーさせる。

1本のステージの間でもグリップレベルの変化が激しいクロアチアでは、タイヤ選択など戦略がカギとなる。高速でリズミカルな道は、舗装が荒れている場所もあり、コーナーでの深いインカットとパンクへのリスクのバランスが求められ、クルーは高い正確性が必要となる。

チームはこのクロアチアから、プーマ・ハイブリッド・ラリー1に、2023年を通して開発を進めてきたアップデート版のリヤウイングを投入する(写真はラリーモンテカルロ)。エアロダイナミクスの向上が期待され、クロアチアや今後のイベントの高速セクションでの有利が見込まれる。

第2戦スウェーデン、第3戦サファリと2戦連続でポディウムに上がったフルモーは、ドライバーズ選手権3番手につけてクロアチアラウンドを迎える。2021年には、初めてWRカーでの参戦となったクロアチアで総合5位フィニッシュと大健闘のリザルトを残している。
「クロアチアは、WRカーで初めて参戦したとても特別なイベント。すごくスムーズな舗装のセクションがあってとても好きだが、シーズンで一番難しい舗装ラリーのひとつでもある。グリップ変化が激しいので、どこでグリップするかしないのかの判断が難しい」とフルモー。
「クルーにとってはビッグチャレンジだが、毎年たくさんの観客が集まってくれるので楽しいラリーでもある。すごく楽しみにしているし、2戦連続でポディウムに上がっているので、この流れを続けていきたいね!」

ルクセンブルク出身のミュンステールは、スノーのスウェーデン、難関グラベルのサファリと慣れない路面が続き、クロアチアでは得意の舗装に臨む。ベルギーのターマックでキャリアを積んできたミュンステールは、2022年のラリージャパンではWRC2優勝を果たしている。
「クロアチアで自分の得意な舗装に戻るのを楽しみにしている。プレイベントテストではいいフィーリングがつかめたので、ラリーのスタートが待ち切れない」とミュンステール。
「高速のターマックイベントだが、クレストやカットが多く、路面があっという間に汚れることもある。でも、コンディションがトリッキーになっても、自分はエンジョイできるよ!」



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