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全日本ラリー王者のヘイキ・コバライネンが手術の成功をSNSで報告

©Heikki Kovarainen

全日本ラリー選手権JN-1クラス2連覇中のヘイキ・コバライネンが、上行大動脈瘤の開胸手術を無事に終えたことを自身のSNSで報告した。すでに自宅に戻ってリハビリに取り組んでいるという。

コバライネンは、ラリーチーム・アイセロからシュコダ・ファビアR5で参戦した2023年の全日本ラリー選手権で、タイトル連覇を達成。今季はトヨタGRヤリス・ラリー2での参戦が発表されていたが、3月の開幕戦三河湾ラリーを前にコバライネンの欠場を発表していた。チームはコバライネンの復帰までの間、田口勝彦を代替ドライバーとして起用し、三河湾ラリーではコ・ドライバーの北川紗衣とともに5位でフィニッシュしている。

コバライネンは術後、自身のインスタグラムに自分の声で状況を説明する動画を投稿。次のとおりに語っている。
「昨年末に、上行大動脈瘤と診断され、上行大動脈の一部がかなり拡張している状態でした。それが、今季の開幕戦からラリーなどに参加できない理由で、実はここ数カ月、冬の間も何も活動できなかったのです。医療チームや自分の意見などを合わせ、どのようにしていくか、どのような選択肢があるかを話し合い、手術を受けることを決断しました。先週、フィンランドのタンペレ大学病院の心臓科で手術をしました。

お医者さんや看護士さんたちは素晴らしい方々で、私の治療に当たってくれました。手術は開胸したので、胸には傷跡がずっと残ることになりますが、手術はうまくいきました。上行大動脈の病気の部分を切除して人工の移植片を入れるなど、予定していたことがすべてうまくいきました。もちろん大きな手術で、術後の数日は気分が優れなかったのですが、それからは症状がすごくよくなり、もう自宅にも戻ってきています。回復状態も、かなり良好です。もちろん、最終的にどうなるかは、時間が経過してからでないと分かりませんが、今のところの見込みはかなりいいとのことなので、とてもうれしいです。

今は、とにかく回復を続けて少しずつ少しずつ活動量を増やしていくことを続けます。胸の骨が治るまではどうしても時間がかかってしまいますが、それが治れば、うまくいけば通常の日常に戻ることができるとのことです。

それまでの間、みなさんもお体に気をつけて、それぞれの活動を楽しんでください。また近いうちにお会いできることを楽しみにしています」



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