WRCモンテカルロ:シェイクダウンはヒョンデのオィット・タナックがトップ。勝田貴元は3.2秒差の5番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCモンテカルロ:シェイクダウンはヒョンデのオィット・タナックがトップ。勝田貴元は3.2秒差の5番手

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2024年シーズンWRC開幕戦ラリーモンテカルロは、1月24日(水)にシェイクダウンを終え、ヒョンデに復帰したオィット・タナックがトップタイムとなる2分00秒5をマーク。0.1秒差の2番手にトヨタのエルフィン・エバンス、0.8秒差の3番手にはヒョンデのティエリー・ヌービルが入った。

2024年シーズンのWRCが、今年も伝統のラリーモンテカルロで幕を開けた。過去2年間のモンテカルロはモナコにサービスパークを置いてきたが、今年はフランス南部のギャップへと拠点を戻している。より雪の多い地域を走行するための措置だったが、今年も気温が高く、レッキの段階でステージに積もっていた雪は融けている模様だ。

TOYOTA


2024年シーズンはポイントシステムが、大きく変更されることになった。土曜日終了時点の総合順位に基づき、1位から10位までのクルー/マニュファクチャラーに18/15/13/10/8/6/4/3/2/1ポイントが与えられる。ただ、このポイントを獲得するためには、日曜日のフィニッシュまで走り切る必要がある。この土曜日までのポイントとは別に、日曜日の1位から7位に入ると、7/6/5/4/3/2/1ポイントを獲得することができる。

木曜日の夜に行われるモナコでのセレモニアルスタートとナイトステージに先だって、24日水曜日の16時31分から、ギャップから西に行った「Route de la Garde(3.28km)」でシェイクダウンを実施。シーズン最初の走行ということもあり、感触を確かめるように各クルーはじっくりと走行を繰り返した。

今シーズンも限定参戦となるトヨタのセバスチャン・オジエは、トップから1秒差の4番手タイム。トヨタGRヤリス・ラリー1をドライブする勝田貴元は、3.2秒差の5番手につけた。以下、5.2秒差の6番手にヒョンデのアンドレアス・ミケルセン、5.5秒差の7番手にグレゴワール・ミュンステール、6.2秒差の8番手にアドリアン・フルモーと、Mスポーツ・フォードのふたりが続いている。

M-SPORT


ラリーは25日木曜日の16時52分(日本時間26日午前0時52分)に、モナコのカジノ前でセレモニアルスタートを実施。タイヤフィッティングゾーンを挟んで21.01kmのSS1「Thoard / Saint-Geniez」と、ラリー最長となる25.19kmのSS2「Bayons / Breziers」の2本を夜間に走行する。

WRCモンテカルロ シェイクダウン暫定結果
1. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) 1/3 2:00.4
2. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1/3 2:00.5
3. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) 1/3 2:01.2
4. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1/3 2:01.4
5. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1/3 2:03.6
6. A.ミケルセン(ヒョンデi20Nラリー1) 2/3 2:05.6
7. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) 2/3 2:05.9
8. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) 3/4 2:06.6
9. N.グリアジン(シトロエンC3ラリー2) 1/4 2:08.8
10.Y.ロッセル(シトロエンC3ラリー2) 1/2 2:09.3
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】



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