WRCチャンピオンのカッレ・ロバンペラが2024年、スーパー耐久に挑戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCチャンピオンのカッレ・ロバンペラが2024年、スーパー耐久に挑戦

©Toyota Gazoo Racing WRT

2022年、2023年にWRCドライバーズ選手権を連覇したトヨタのカッレ・ロバンペラ。2024年は日本のスーパー耐久(S耐)にドライバーとして登場する姿を目にできそうだ。

長年、第一線で競技参戦を続けてきたことから、一定の休息が必要だとして、2024年のWRCは限定参戦になることが発表されているロバンペラ。その間は、様々なモータースポーツに挑戦したいとも言及していた。2023年は、WRCフル参戦の合間にフォーミュラ・ドリフト・ジャパンの初参戦を果たし、驚異のテクニックを披露して衝撃を与えている。

2024年のWRC参戦体制については、2023年最終戦のラリージャパン直後に公式に発表されていたが、1月14日に東京オートサロン2024(千葉県幕張メッセ)の小倉クラッチブースで行われたルーキーレーシングのトークショーに、“モリゾウ”ことトヨタ・ガズーレーシングの豊田章男会長が登場。自身がオーナーを務めるルーキーレーシングのS耐参戦活動についての話題になると、「24時間レースでは夜を走るので、今年も(TGR-WRT代表の)ラトバラ選手は私との戦いのために入るでしょうし、もうひとり、あっと驚くドライバーが参加してくれます。28号車も誰か出るんでしょ?」とモリゾウが話を振ると、28号車のドライバー兼監督を務める大嶋和也は「モリゾウさんから言っていいと許可が下りたので。自分ですら驚いているので、みなさんもすごく驚くと思うのですが、カッレ・ロバンペラが、28号車に」と電撃発表が行われたのだ。

ロバンペラのS耐参戦についてモリゾウが「WRCチャンピオンが28号車に乗ります! 彼は3歳の時から運転してますからね」とコメントすると、大嶋は「28号車でどういうドライビングをしてくれるか、すごく楽しみですしし、当然、レーシングドライバーとしては負けたくないです」と気合いを見せた。

このトークショーでは、2024年のS耐参戦体制の全容も発表された。14号車(AMG)は片岡龍也、蒲生尚弥、鵜飼龍太に、新たにジュリアーノ・アレジが加わる。28号車は大嶋、豊田大輔、佐々木栄輔に坪井翔が加入。32号車は石浦宏明、佐々木雅弘、モリゾウ、小倉康宏の布陣。富士24時間では、14号車にふたり、28号車にロバンペラに加えもうひとり、32号車にはラトバラと、さらにサプライズのひとりが参戦する模様だ。

ロバンペラが登場する予定のスーパー耐久富士24時間レースは、2024年シリーズの第2戦として5月24日〜26日に富士スピードウェイで開催される。



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