WRCジャパン:「良い1日だったがまだまだ先は長い」金曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCジャパン:「良い1日だったがまだまだ先は長い」金曜日コメント集

©Toyota

WRCラリージャパン、金曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。木曜日のスーパーSSでの幕開けから一夜明けた金曜日のステージは、悪天候もあり各選手を悩ませる展開となった。そのなかでトヨタのエルフィン・エバンスは1分49秒9のリードで首位に立った。

(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■エルフィン・エバンス/総合首位(↑)
「1日を終えてラリーをリードしていることをうれしく思う。午前のステージは非常に難しいコンディションで、水が溜まっている箇所がたくさんあり、びっくりするようなことも多くあった。そのような状況のため自分の走りに集中していたが、特に最初のステージでは速さが不十分だと感じた。あのようなコンディションでは、グリップするのかしないのかの判断が難しく、ひとたび判断を誤ると行き場を失ってしまう。午後にはグリップするようになり、サービス後の最初のステージでは十分ではなかったが、その後は幾分グリップするようになった。良い1日だったがまだまだ先は長い」

■セバスチャン・オジエ/総合2番手(↑)

Toyota


「とてもチャレンジングな1日を終えられてうれしい。予想どおりとてもトリッキーで、今朝はこのようなコンディションを乗り切るのが重要だった。ドライビングを楽しめるような状態ではなかったが、なんとか乗り切れた。午後になりいくらかドライビングを楽しめるくらいにはコンディションが回復したが、それでも難しい状況でSS5ではバリアに当たってしまった。そのためメカニックに余計な仕事を増やしてしまったが、彼らはしっかりと直してくれ、ラリーを継続できるということは非常に重要だ。前とのギャップは開いているが、チームにとっては良いポジションなので、これをキープしたい」

■カッレ・ロバンペラ/総合3番手(↑)
「午前中は非常にトリッキーだった。すごい雨が降り、いたるところに水が溜まっている状況は、これまでの経験した中でも一番難しいレベルのコンディションだった。また、出走順トップであることも路面の枯葉や松葉の清掃役となったこともチャレンジングだったので、道の上にとどまることを心がけていた。午後になってコースはいくらかクリーンになり、マイペースで攻めることができてより楽しく戦えた。明日は、さらに路面が乾いてクリーンになって、走りやすくなることに期待したい」

■勝田貴元/総合9番手(↓)
「最初から他のドライバーよりも速いペースでいけてました。あのステージ(SS2)も好調で危なげなく走れていて、途中まで2番手に30秒近くの差をつけていたと思います。ところが(アクシデントのあった)そのコーナーのブレーキングポイントについて、レッキからのコンディション変化についての情報がなく、ハードブレーキングをしたらタイヤがロックし、スピンしてしまいました。応急処置をしてギリギリでしたが、なんとか戻ることができました」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■エサペッカ・ラッピ/総合7番手(↓)

Hyundai Motorsport GmbH


「多くの選手がスリッパリーなコーナーで戦列を離れ、ハプニングが多数起こったこのような日にトラブルに巻き込まれなかったということは非常に重要だ。本来のペースからは開きがあったが、最後の方にはペースを取り戻しつつあった。それでもまだ十分ではないので、明日さらに上げていきたい。よりドライなコンディションを望んではいるが、まだウエットタイヤが必要になるかもしれない。そうなったとしても、タイヤは十分セーブしてきたので、問題ない」

■ティエリー・ヌービル/SS6でデイリタイア
「非常にタフなコンディションで、大雨によってドライブできる状態でなかった。選手たちは難コンディションには慣れているが、それでも限界があるし、午後には天候が良くなると分かっている時にリスクを冒す理由はない。SS6をスタートし最初のコーナーで突き上げがあり、サンプガードを打ってフロントのグリップを失った。あのような狭い道では逃げ場はなく、木に当たりサスペンションが破損してしまった。今朝の大雨でペースを落としていたが、酷い水溜りや路面の突き上げに対応するのには十分ではなかった」

■ダニ・ソルド/SS2でラリーリタイア
「非常にがっかりしたし、チームにも申し訳ないが、非常に難しいコンディションだった。ステージの11kmのところでブレーキをミスして、ハイドロプレーニングを起こし真っ直ぐ行ってしまった。また、フロントスクリーンが曇っていたことでドライブに集中できなかった。それまでは問題なく走れていたし、リスクを取るようなこともしていなかった。でも、ハイドロプレーニングが発生したら何もできない。そのコーナーは特に滑りやすいようで、勝田(貴元)とフルモーにもトラブルがあった」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合8番手(↓)

M-SPORT


「正確には分からないが、おそらく電気系統で何かが突然起きたあとに、セーフモードになった。このことでなんとか走り切れた。今年は何度もロードセクションで修復を行うことがあったので、修復なしにたどり着けたことはうれしい。(サービスのあとは)大丈夫のはずだ。今はすべて順調なので、心配はないと思う」

■アドリアン・フルモー/SS2でラリーリタイア

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