WRCポーランド:ヌービル「今はこの勝利をチームと祝いたい」デイ4コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポーランド:ヌービル「今はこの勝利をチームと祝いたい」デイ4コメント集 

©Naoki Kobayashi

ラリーポーランド、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント。オィット・タナックとの死闘を制して今季3勝目をマークしたヒュンダイのティエリー・ヌービル。選手権争いでの差を詰めることができただけでなく、不振のチームメイト、ヘイデン・パッドンもついにポディウムに上がり、ヒュンダイ勢が揃って歓喜に沸く結果に満足を見せた。
*()内は総合順位の前日比

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

ティエリー・ヌービル/総合首位(=)
「チームにとって、こんなに素晴らしいリザルトはないよ! 関わってくれたみんなのことを考えると、心からうれしく思う。ここ数戦と同様、この週末は本当に接戦だった。今日の午前、オットがリタイアしてまたリードを取り戻せた時は、ホッとしたことは間違いない。これで、終盤のステージで息をつける余裕ができた。それほどゆったりできた訳ではないが、落ち着いていいリザルトを確実に収めるためにラリーをまとめるには十分だった。この週末は、セブよりも上のポイントを獲得するという目標が果たせたし、2戦連続で選手権での差を詰めることができた。この流れを続けて行かなくてはならないが、今は今季3度目の勝利を味わい、このリザルトのために必死で取り組んできてくれたチームと祝いたい」

Hyundai Motorsport GmbH

ヘイデン・パッドン/総合2位(↑)
「自分がどれだけホッとしたか、言葉に表せないよ。今シーズンここまでの内容から考えたら、優勝したような気分だ。本当に厳しい内容が続いたから、自分が2位に入ったことでチーム全体のリザルトを素晴らしいものにできたことは、本当に格別だ。重荷を下ろしたような気分だよ。今日の午前の最後のステージでは、厳しいコンディションの中で丁寧に走らなくてはならなかった。3位キープに専念していたが、もちろんオットの不運による結果だけれど、2位に上がったのはボーナスだ。上位と比べればまだスピードを上げて行かなくてはならないが、いい形でフィンランドやその先のラリーに向けての流れを築けた。最後に、この週末、素晴らしい仕事をしてくれたセブ(マーシャル)に感謝を伝えたい。彼にとって、初めてのWRCポディウムを祝福するよ」

Hyundai Motorsport GmbH

ダニ・ソルド/総合4位(↑)
「トリッキーなコンディションもあって難しい週末だったが、全体としてはポジティブな内容だ。チームも選手権で大量ポイントを獲得できて、とてもうれしい。4位は悪くないが、自分が常に目指しているのは、もっといいパフォーマンスでポディウム争いをすることだ。フィンランドでは、もっといい走りをしたいと思うが、今はポーランドの週末に満足していいと思う」

[MスポーツWRT]
フォード・フィエスタWRC

M-SPORT / @World

セバスチャン・オジエ/総合3位(↑)
「この週末は、本当にタフだったので、ポディウムは予想以上の出来だ。もちろん、オットのことは残念だった。この週末、素晴らしい速さを見せていて、ポディウムにもふさわしい内容だったが、時にはこういうこともある。僕らには、克服しなくてはならないことがたくさんあったし、運も味方にはついていなかったと言っていいだろう。でも、なんとかやりこなせたし、まずまずポイントも獲得できた事は、選手権争いの面でとても重要だ。まずは休息を取って、万全の備えでエキサイティングなフィンランドを迎えたい」

エルフィン・エバンス/総合8位(↑)
「タフな週末だった。ドライのラリーを期待していたが実際は真逆で、苛酷なコンディションに手こずっていた。冷静に、クリーンなラリーをすることに専念し続けた。ステージウイン3本と総合8位は悪い内容ではないし、次のフィンランドでは太陽が輝いてくれることを期待したいね」

M-SPORT / @World

オィット・タナック/SS21でリタイア
「なんて言えばいいのか。もちろん、このような形でラリーを終えたのは本当に残念だし、チームや、応援に来てくれたファンに申し訳なく思う。朝の最初のステージはとても順調だった。ハードにプッシュしていたが、クリーンな走りだったし、ほぼ完璧なステージだったと言える。そして次のステージ、林道の中に一か所だけ、スリッパリーな場所があった。リアをバンクにヒットして、フロントからスピンして木にヒットした。続けるにはダメージがひどすぎて、ここで自分のラリーが終わってしまった。時にはこんな事もあるし、これをバネにさらに強くなりたい。願っていた結果ではないけど、パフォーマンスは出せていたし、今はフィンランドに専念していく」

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

CITROEN / @World

ステファン・ルフェーブル/総合5位(↑)
「シーズンの滑り出しがかなり厳しい内容だったので、このリザルトでみんなの士気が高まる。自分を支え続けてくれたチーム、自分のキャリアでのベストのラリーにつなげるために自分を後押ししてくれたエンジニア達に、感謝したい。グリップさえあれば、プッシュできる大きな自信を感じていた。次の2戦には参戦しないが、いいモチベーションで休息を迎えることができるよ!」

CITROEN / @World

アンドレアス・ミケルセン/総合9位(↑)
「2回目のループはグリップが良くなったので楽しめた。プッシュしてパワーステージで好タイムを出し、いい形でラリーを終えられてうれしい。ラリードイツ向けのテストで、C3 WRCでターマックを走るのを楽しみにしているよ」

CITROEN / @World

クレイグ・ブリーン/総合11位(↑)
「この週末は、自分のキャリアの中でも最も難しい流れだったので、フィニッシュできたことがとにかくうれしい。マシンを改善させるために必死で取り組んだが、心から自信を感じられるようにはなれなかった。フィンランド前にはテストを予定しているので、昨年初めてポディウムをマークしたラリーでいい走りができるよう備えていきたい」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

TOYOTA / @World

ユホ・ハンニネン/総合10位(↑)
「チャレンジングな週末だった。コンディションは、とても難しかった。地面が固くて本当にスリッパリーな時はまずまずのペースは出せていたが、地面がソフトで轍が深いところは、かなりタイムをロスしてストレスがたまった。今後のためにも、こういった点を改善したい。幸い、次はラリーフィンランドだし、それまでにしっかりテストができるので、いい走りができるはずだ」

TOYOTA / @World

ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合20位(↑)
「土曜日にリタイアしたことはもちろん残念だが、再スタートしてパワーステージを制したことは重要なことだ。ステージ前に完全集中して、全てのコーナー、ブレーキングポイントをしっかり意識していたことが報われた。5ポイント獲得できたことで、自分たちのマシンが速くて今後のラリーでライバルと勝負ができると、改めて自信を得た」



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