WRCモンテカルロ:ポストイベントカンファレンス(WRC) – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCモンテカルロ:ポストイベントカンファレンス(WRC)

 

●WRC
出席者
1位:セバスチャン・オジエ=SO(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
1位:ジュリアン・イングラシア=JI(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
2位:ブライアン・ブフィエ=BB(Mスポーツ)
2位:シェビエ・パンセリ=XP(Mスポーツ)
3位:クリス・ミーク=CM(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
3位:ポール・ネイグル=PN(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
フォルクスワーゲン・モータースポーツディレクター、ヨス・カピート(JC)

Q:
セバスチャン、今季初勝利おめでとう! タイトル防衛は、いい形で滑り出しましたSO:
もちろん。あなたの言うとおり、新しいシーズンは最高の形で始められた。去年の最終戦のようにね! 僕たちにとって厳しい戦いだった。デイ1の内容は今ひとつだった。メテオが情報収集に苦戦してタイヤ選択を誤った。幸い、僕たちの後ろのみんなも僕たちを真似していた。もし、後方の中で頭のいいドライバーがスノータイヤを選んでいたら、デイ1の段階で僕たちは5分は差をつけられていただろう。走行はしていたけど、スリックを履いて雪を走っているとマシンの中で孤独感を感じるよ。このラリーではツキがあったことは認めざるを得ないね。最初のコーナーで終わってもおかしくなかった。何度も滑りそうになったし、信じられなかったよ。すぐにアンダーが出て、壁にヒットした。冬用にマシンを改良していた。アーム類をすべて強化したのだけど、そのアイディアがよかったのだったと思う。そうでなければ、ラリーは終わっていた。

Q:
今年のコンディションはどれくらい厳しかったですか?一番きつかったステージは?
SO:
毎日がタフだった。とりあえず初日のことを話せば、この日の午後は難しかった。でもデイ2からは雨が強くなり泥も増えた。雨はずっと強かった。インカットする度に泥だらけで、2ループ目は本当に大変なチャレンジだった。ブライアン(ブフィエ)は2ループ目でとても速く少しタイムが遅れたが、距離の長さを考えればそれほど大きくはなかった。コンディションがスリッパリーになってからは、少しアプローチを変えたが、それでも足りなかった。チュリニを走り終わった時点で、バトルのために1分はリードを築いておかなくてはならない。この有名な峠をトリッキーなタイヤで挑むだからね。走行順が一番遅かったのは、他のみんなのラインをチェックできるのでよかったよ。

Q:
初日の午前中に話を戻しますが、出身地であるギャップなので、あなたはタイヤ選択を当てるのではと予測したのですが、そうはいかなかった?
SO:
うまくいかなかったね。実は僕の父が電話をかけてきたんだけど、間に合わなかった。父は「何をやっているんだ、スリックを履くなんて気は確かか?」って言ったから「ありがとう、でも遅かったよ」って言ったんだ。
KM:
僕にかけてくれたらよかったのに。僕は20分後のスタートだったんだから!
SO:
タイヤ選択はSSスタートの1時間前に決めたんだけど、この1時間で天気が一変した。グラベルクルーが通過した時はジメジメしていたのだが、それから雪に変わった。もっと賢明になって、どれだけ天気がすぐに変わってしまうかを知っておくべきだった。冬は天気はすぐに変わるということは分かっていたし、常に安全のために少なくともスノータイヤを2本、車載しておくべきなんだ。でも僕らはそれをしなかった。自信を持ちすぎて、情報を信じてしまった。でも、他のドライバーもほとんどが僕らの真似をした。タイムはかなりロスしたけど、それでも挽回できる範囲だった。

Q:
本当に大変なチャレンジで選手権屈指のタフイベントですが、どれくらいいい気分ですか?
JI:
もちろん大変なイベントだったし、特にコ・ドライバー陣には本当に厳しい仕事だったから、コドラ仲間は大変だったと思う。舗装イベントではグラベルクルーを使うけど、ここでは特にそれが極めて重要になる。ペースノートに入れなくてはならない情報がたくさんあるから、自分の時間は1分だってない。リエゾンではコマ図の情報をドライバーに伝えながら、タイムを確認して同時にグラベルクルーからの電話も受けなくてはならないから、本当に大変だよ。もちろん、とても誇りに思っている。ミスはしなかったし、難しいコンディションでもベストを尽くせたんだから、このトロフィーを手にできてうれしい。少なくともトロフィーをひとつは獲りたかったし、ここには、これひとつしかないからね。
SO:
(主催の)ACMさん、ジュリアン用にもトロフィーが必要なんだけど、お願いできる?

Q:
ジュリアン、大きなアクシデントはなかった?
JI:
すべてを消そうとしているよ。次のラリーでコンペティティブになるほうがいいからね! セブのことを怖いと思ったことはないし、9年間一緒に参戦しているけど、一緒にドライブしていて怖い思いをしたこともない。もちろん、プッシュしなくてはならない時もあるけど。道にとどまるためのドライバーの技はアメージングだよ。しそうになる時もあるし、フィニッシュラインで広場に飛び込みもしたけど、自然を勉強して、トラクター用のアイディアにするから大丈夫。だから特筆することはないけど、怖い思いをしてないよ。

Q:
ブライアン、ラリーモンテカルロで2位、そして自身初のWRCポディウムですね! モンテカルロでは過去にも素晴らしい 成績を残していますが、今回ポディウムを狙えるとは思っていましたか?
BB:
自分の願望としてはポディウムでフィニッシュしたいと思っていたけど、簡単にはいかない。世界トップのチームやドライバーが相手だし、モンテカルロがどれほど厳しいイベントかも知っている。特にタイヤ選択や、道に残ることがね。ラリー前は現実的に考えていたし、タフになることも分かっていたけど、ベストのタイヤ選択を行うことにとても集中していたら、達成できた。サービスを出る前、スーパーソフトを2本履いて、スノータイヤを2本車載した。フォードのクリスチャン・ロリオーは「ちょっと変わってるね」と言ったけど、僕は「そうだね。でも、僕が変わっているのはこれくらいだから」って言ったんだ。最初のSS、100mはよかったけど、最初のコーナーの後にオフして橋にヒットしたので、すごく悔しかった。でも、その後は雪だらけだって分かっていた。スノータイヤを2本車載していたから、僕にとっては悪い選択ではなかったよ。つまり、モンテでは、最速のドライバーでなくても、ステージのことをよく分析してタイヤ選択をしっかり当てれば、面白い存在になれるってことなんだ。この考え方でいけば、ポディウムも達成できない目標でもないんだ。

Q:
いつも落ち着いていますし、プレッシャーにもうまく対応しているように見えます。コツはなんですか?
BB:
年を取ったし経験も積んだから、自分のやっていることを楽しんでいる、それだけだよ。

Q:
ブライアン、スピンした時に何があったか説明してください。
BB:
初日を終えて首位に立ち、2日目最初のステージでは全力でハードにプッシュしようとしていた。長いSSで11秒くらいロスして、それから0.2秒差でベストタイムをマークしたけど、2回目のループでミスをしてしまった。もっとドライだと思ったから、マシンも固めにした。でもいい判断ではなく、マシンの動きはイマイチだった。スピンした時は、マディな部分でアクセルが速すぎてしまった。観客が助けてくれた。それで差は1分くらいになり、ラリーが終わることにはならなかったけど、セブのプレッシャーは減ってしまった。

Q:
昨年はヒュンダイでテストドライバーを務めていましたが、今年も続けるのですか? 2014年は、他にもWRCに参戦しますか?
BB:
まだ分からない。話し合ってはいるが、まだ何も決まっていない。もっとWRCに参戦するかも分からないが、2週間後にはERCのラトビア戦に参戦するので、それから考える。

Q:
シェビエ、おめでとう! このモンテでポディウムという結果は、どれくらいいい気分ですか?
XP:
アメージングだよ。2011年にモンテカルロで勝ったけど、その時もアメージングなラリーだった。でも世界トップのドライバーやチームとこのラリーで戦って、最初からポディウム圏内でいられたんだから、信じられない気分だ。

Q:
シェビエ、ペースノートはどうしたんですか? 誰かのノートを使ったんですか?
XP:
レッキ中、僕が大きなミスをして、ジャンクションを見逃してしまい、正規の道に入れなかった。僕のミスだ。それでも、まったく同じポイントに戻り着くことができてしまった。僕はミスをしたとは気づいていなくて、グラベルクルーが通過した時に教えてくれたんだ。君たちがミスしていて、(グラベルクルーの)ノートと違うって。どうすればそんなことになるのか考えたけど、時間が過ぎるばかりだった。フランソワ・デルクールのコ・ドライバー、ドミニク・サビノーニに電話して、ミスを見つけようとした。ドミニクは、僕が見逃した5km分、自分のノートを教えてくれた。最初の3km分は書いたけど、電話が切れてしまい残りの2kmは書くことができなかった。だから、ここの5kmは、3km分はデルクールのノートを使い、2kmはブライアンの有視界走行、それから最後の10kmは自分たちのノートを使った。ブライアンに申し訳ないよ。本当に大きなミスをしてしまった。

Q:
クリス、英国人ドライバーとしてWRCのポディウムに上がるのは2003年以来、そして自身としては初めてのWRCポディウムですね。いい週末になったのでは?
KM:
笑いながら座っているよ…、もし僕がセブのお父さんの電話番号を持っていたら、僕がラリーを勝っていたのにって! 僕たちはウィンタータイヤを2本車載していたんだ! 僕にとって、シトロエンのフル体制での初めての参戦で、すごく特別だったから、将来のことを考えて、どのラリーでも唯一僕の可能性を見せることができるチャンスだって考えていた。ラリーを戦い抜くことができることを見せられてよかったし、将来についても希望が広がる。本当に難しいラリーだった。どのステージも驚きの連続だった。コンディションが安定することは一度もなく、チュリニではしびれたよ。本当にスペシャルなステージだし、とても楽しめた。このチームから初めてのイベントで最初のポディウムを果たすことができて、本当にうれしく思う。

Q:
昨晩は無線でイブ・マトンに個人的に感謝していましたね。この結果はシトロエンに対しての恩返しになりますか?
KM:
全13戦のうちのまだ第1戦だけれど、もちろんいい滑り出しだ。モータースポーツは他とは違う。サッカーやゴルフでは、自分自身で戦うけど、モータースポーツでは、いいマシンといい道具が必要だ。シトロエンという、経験豊富なチームでの参戦機会を得られて、僕を支える知識も豊富なのは素晴らしい。このような機会を

Q:
この週末はずっとトップ4で争ってきましたが、スタートからマシンの調子はよかったようですね。この週末の自分のペースには、どれくらい満足していますか?
KM:
この2年半で初めての舗装ラリーだ。そうだね、舗装って感じではないかもしれないけど、それでもDS3で舗装を走る初めてのラリーだから、ちゃんと走り切って、すべてを確認し続けなくてはならなかった。セブは素晴らしいラリーをしていたし、ブライアンもそうだった。みんな熱くなってプッシュしていたのを見ていた。セブもそうだったけど、あれは彼のようなチャンピオンがステージ戻ってきた走りだ。怖い思いをすることはなかったし、ラリー中は驚くようなこともなかった。他のイベントで、これ以上のリザルトを出せるかは誰にも分からない。でも、フィニッシュして、チームやマシンとの自信を築くことができて、本当にハッピーだよ。

Q:
初めてのWRCポディウムの気分を味わったんですから、これからもっと味わいたくなったでしょう!
KM:
スノーラリーは参戦したことがないので、スウェーデンはとても興味深い経験になるだろう。もちろん、初めての参戦でもいい結果を出すことが可能だと分かったから、スウェーデンではおとなしく走って、来年のために経験を積むのがプランだ。メキシコやポルトガルにも行ったことがないから、ここからの3戦はおとなしく行くよ。でも選手権タイトルは目指していない。自分の自信と経験を積みたい。将来はセブと争いたいし、ラリーでも勝ちたい。
JI:
クリス、右手を上げて、次の参戦はおとなしくするって、約束してよ!
KM:
(右手を上げて)このラリーでもおとなしくしてました!

Q:
ポール、素晴らしいシーズンの滑り出しでしたが、アイスノートクルーも素晴らしい仕事をしましたね。
PN:
彼らがいなければできなかったよ。マーク・ヒギンス、デレク・ブランニガンが素晴らしい仕事をしてくれた。彼らのノートを100%信じたよ。マークにとって初めての仕事だったけど、文句ナシに素晴らしい仕事だった。どのステージもコンディションが異なり、2回目のループでもコンディションが変わった。素晴らしい仕事をしてくれたし、彼らのおかげ。彼らとチーム全員の成果だ。彼らがいなければ、今日僕たちがポディウムに上がる事なんてできない。

Q:
ポール、シーズンのスタートとして最高ですね。昨晩、3位に入って、マシンやチームでの雰囲気はどうでしたか?
PN:
クリスと僕はここ2年間、素晴らしいシーズンを過ごせているけど、ここ数年はそれぞれ違う色のマシンだった。でも、振り出しに戻って、関係は良好だ。この週末はアプローチを変えた。このラリーでは、違うクリス・ミークになっていた。怖い思いもしなかったし、ドラマも何もなかった。彼は素晴らしい仕事をした。シトロエンやこのチームから参戦するのは僕にとって初めてのことだったし、素晴らしかった。自分の周りにチームがいるのは素晴らしいことだし、いい仕事もしやすくなる。でも、この結果はクリスの大健闘だね。

Q:
ヨス、このイベントでの目標は何でしたか?それは達成できましたか?
JC:
ヤリマティは10年で初めてフィニッシュを果たした。トップ5を目指していたし、パワーステージでも勝ったので、彼は目標以上を果たしたのではないかな。スウェーデンに向けていい自信になる。アンドレアス(ミケルセン)は、このラリーは2回目で、初参戦の時は500mしか走れなかった。今回は存分に走れたし、目標通りステージのことを学んだ。一回の不運がなければ、もっと上位につけていただろう。初日、タイヤ選択のことがあったので、挽回できてチーム全体が喜んでいる。

Q:
フォルクスワーゲン・モータースポーツにとって、素晴らしい幕開けですね!シーズン初戦を優勝で飾り、チームにとって初めてのモンテでの勝利です。
JC:
これ以上の滑り出しはないよ。モンテカルロは誰もが勝ちたいと思っているイベントだし、フォルクスワーゲンがWRC参戦2年目出勝ったことは、間違いなくアメージングだ。本当に夢に見ていたことだし、昨年の初挑戦から次には夢が叶った。3人のドライバー全員が素晴らしい仕事をして目標を果たした。本当にチームのために貢献してくれている。

Q:
昨年はどこまで行けるか分からないままでのスタートでしたが、成果は素晴らしいものでした。誰もが同じような成功を期待しているので、今年はプレッシャーも大きいですか?
JC
昨年はスタートはリラックスして、自分たちの力量がどんなものかを見たかった。それからそれが分かり、さらに開発していけることも分かって、順調に進んだ。余計なプレッシャーはない。自分たちが何を求めているかよく分かっているから自分の中にあるプレッシャーだし、とてもポジティブなものだ。冬の間は懸命に働いたし、短いブレイクだったが、マシンに行った変更がこの週末でも活かされた。もしそれがなかったら、セブも今回勝てなかったと思うよ。



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