今週末開催のERCアゾレス、ラッピ欠場で勝利の行方は? – RALLYPLUS.NET ラリープラス

今週末開催のERCアゾレス、ラッピ欠場で勝利の行方は?

 

 FIAヨーロッパラリー選手権(ERC)第5戦、ラリーアゾレス(グラベル)は5月15-17日、大西洋のアゾレス諸島最大の島、サン・ミゲール島のポンタデルガダを拠点に開催される。

 見事な景観と草の生い茂る郊外を縦横無尽に走るサンディな路面のステージは、ナローで厳しいコース。車幅すれすれのポイントも多く、ミスの許される余地が少ない。沿岸特有の変わりやすい天候も懸案事項で、快晴から一転、雨が降り出すこともある上に、霧にも気をつけなくてはならない。

 ラリーは5月15日にフリープラクティスと予選、同日昼からセレモニアルスタートを行った後、夕方に3SSを走行。翌金曜日は4SSを2回ループする設定で、イベント最長となる23.90kmステージでは各ループそれぞれでユーロスポーツの生中継が行われる。最終日の17日は3.45kmのスーパーSSを含む6SSを走行。この日も21.30kmステージを2回ともTV中継が行われる。

 このアゾレスでは、シリーズリーダーのエサペッカ・ラッピが欠場。2位で追うクレイグ・ブリーン(プジョー208 T16)は、ここでラッピの勝ち数に追いついておきたいところだ。
 フォード勢ではベイズリー・グライジンがフィエスタS2000で、カエタン・カエタノビッチがフィエスタR5でエントリー。地元ポルトガルのブルーノ・マガラエス(プジョー207S2000)は2010年にこのイベントを制している。昨年ポディウムに上がったリカルド・モウラ(フォード・フィエスタR5)は、ポルトガルおよびアゾレスチャンピオンとしての登場。ベルナルド・スーザ(フォード・フィエスタRRC)もポルトガルきっての強豪だ。

ラリーデータ
総走行距離: 730.27 km
総ステージ走行距離:216.64km
総SS数:17



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