WRCメキシコ:競技3日目もラトバラ首位快走! 今季初勝利なるか? – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCメキシコ:競技3日目もラトバラ首位快走! 今季初勝利なるか?

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WRC第3戦メキシコは、土曜日のステージを終えて、フォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラがラリーをリードしている。

VOLKSWAGEN

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SS11〜19が行われたこの日も、ラトバラは後方7番手からのスタート。総合2番手でラトバラを追いかけるフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエは先頭スタートと、砂利掻き役のハンデは否めない。

そのアドバンテージを遺憾なく発揮したラトバラは、SS11から16まで怒濤の6連続ベストタイムをたたき出し、追いすがるオジエを引き離していく。オジエも必死のドライビングでタイム差を埋めようとするものの、路面コンディションの差はいかんともしがたい。

HYUNDAI

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ふたりのステージタイムは、オープニングのSS11(30.38km)で19.8秒差、続くSS12(42.62km)で21.7秒差、SS12の再走となるSS15でも12.2秒差。長いステージで出走順の影響が顕著に現れる格好となった。

後続に目を移すと、総合5番手につけていたヒュンダイのヘイデン・パッドンはSS12で左リヤサスペンションを破損しタイムロス。Mスポーツのマッズ・オストベルグが順位を入れ替え総合5番手に浮上することになった。SS15では、総合4番手につけていたフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセンがリタイア。ミケルセンは総合3番手を入るヒュンダイのダニ・ソルドを追っていたがコースアウトを喫し、修復不能と判断され再出走できずにラリーを終えることとなった。

HYUNDAI

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SS17、18はスーパースペシャルステージ。SS17をソルド、SS18をオジエが制し、レオンの市街地ステージとなるSS19もオジエがベストタイムで締めくくった。

競技3日目を終えて、首位ラトバラと総合2番手のオジエの差は1分35秒7。以下、総合3番手にはソルド、4番手にオストベルグ、5番手にパッドン、6番手にはDMACKのフォード・フォーカスRS WRCを駆るオィット・タナックがつけている。

M-SPORT

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競技最終日となる日曜日に残されたステージはわずかにふたつ。SS20は大会最長となる80kmの超ロングステージ、SS21は16.47kmのパワーステージという構成だ。ふたつのSSの間にサービスの設定はないため、SS20では長丁場を走り切る集中力に加えて、マシンのダメージを最小限に抑える慎重さも要求される。

SS20は日本時間の6日23:03スタート予定。

順位ドライバーマシンタイム/差
1ヤリ‐マティ・ラトバラフォルクスワーゲン・ポロR WRC3:27:22.8
2セバスチャン・オジエフォルクスワーゲン・ポロR WRC+1:35.7
3ダニ・ソルドヒュンダイi20 WRC+2:40.4
4マッズ・オストベルグフォード・フィエスタRS WRC+2:40.4
5ヘイデン・パッドンヒュンダイi20 WRC+5:42.1
6オット・タナクフォード・フィエスタRS WRC+7:50.5
7マルティン・プロコップフォード・フィエスタRS WRC+9:23.5
8ロレンツォ・ベルテッリフォード・フィエスタRS WRC+10:19.5
9テーム・スニネンシュコダ・ファビアR5+12:33.7
10バレリー・ゴルバンMINI JCW WRC+27:49.2


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