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今週開催されるWRC第5戦ラリーポルトガル(グラベル)に、Mスポーツ・フォードはグレゴワール・ミュンステール、ジョッシュ・マカリアンをマニュファクチャラーズ選手権にノミネート。さらに、マルティンス・セスクス、地元ポルトガルのディオゴ・サルビもフォード・プーマ・ラリー1をドライブする。
ミュンステール、マカリアン、セスクスの3人は、イベント前テストを実施してセッティングを調整。ハンコックのグラベルタイヤのソフト、ハードのコンパウンドのバランスを見極める作業を行った。
前回のグラベルラリーではステージウインもマークしたミュンステールは、ここから続くグラベル連戦に向けて勢いをつけたいところだ。
「テストの間、とてもいいフィーリングが感じられた。カナリア諸島での結果を受けて、チーム全体が勢いを取り戻そうとモチベーションを高めているので、ポルトのラリーがいいイベントになることを楽しみにしている。ポルトガルのステージは、ファフェのようにソフトな路面と、ベースが固くラフな路面があるから、いつもふたつのイベントがひとつになったような感じがするんだ! Mスポーツは、過去にもあのイベントでコンペティティブであるところを見せているので、自分たちもいいリザルトを目指すよ」
ポルトガルのステージはマカリアンにとっても馴染みのある道で、過去4回の参戦経験があり、昨年はWRC2部門2位、総合でも9位に食い込む活躍を見せた。
「WRCポルトガルにはいい思い出があるので、今回はラリー1で参戦できるのは素晴らしい気持ち。ここからグラベル連戦が始まるが、その初戦として最高の場所。ファンや雰囲気、道、ポルトガルはすべてがとにかくスゴイ」
ラリー1マシンでの参戦は第2戦スウェーデン以来となるセスクスは、その間もポルトガル選手権にパストレーシングがプリペアしたフォード・フィエスタ・ラリー2で参戦を続けてきた。
「サマーシーズン、そしてグラベル連戦がポルトガルから始まるのを楽しみにしている。WRCポルトガルには2021年に、ジュニアWRC部門で参戦した。似たようなステージがあると思うので、当時の経験が役に立つことを期待している。パストレーシングからポルトガル選手権を2戦戦ったので、それも役立つはずだ。いいプリペアができたが、それでも厳しいイベントだし、いい走りをしようとみんなが完全集中してくる。自分たちの目標は、成長を続けながら一貫性を保つこと、そのアプローチをシーズンを通して貫いていく。今年、グラベルでどんな結果を収められるのか、ワクワクしているよ!」