WRCチリ:オィット・タナック「マシンのフィーリングは良かったし、うまくまとめられた」金曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCチリ:オィット・タナック「マシンのフィーリングは良かったし、うまくまとめられた」金曜日コメント集

©M-SPORT

WRCラリーチリ、金曜日終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。第2戦スウェーデンでの勝利以降、苦しいシーズンを過ごしてきたMスポーツ・フォードのタナック。波乱の幕開けとなった4年ぶりのチリ戦初日を首位で走り終えて、一定の満足を見せた。

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合首位
「タイヤマネージメントの影響は明らかに大きかったが、うまく対応できたと思う。ソフト6本が正しかったかどうかは分からないが落としどころとしては良かったし、最高にいいという選択を行うのは難しいと思う。1時間半後ならハードの方が良かったかもしれないしね。あらゆることをマネージメントして相応のリズムをつかんで、安定した走りをすることがすべて。マシンのフィーリングは良かったし、うまくまとめられたと思う。明日のステージは格段にテクニカルになるし、路面は明日もすごく固い。特に朝は気温が低いので、タイヤチョイスがすごく難しくなると思う」

■ピエール-ルイ・ルーベ/SS3でラリーリタイア

M-SPORT

「ステージ中盤の中高速区間でミスをしてしまい、大きなクラッシュになってしまった。SS2を終えた時点で総合4番手につけて、流れは順調だった。マシンのフィーリングも良く、無理してプッシュしているわけでもなかったので残念だ。初参戦のイベントだが、ペースノートには問題なかった。ミスも、どうして起きたか分からないので調べなくてはならない。今シーズンは間違いなく、自分にもチームにも厳しい状況になっているが、これも仕事の一部。次のセントラルヨーロッパでまたターマックに戻るのを楽しみにしている」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

■テーム・スニネン/総合2番手

Hyundai Motorsport GmbH

「いい仕事ができたと思う。走りも良かったし、全体を通して限界で攻めていた。あちこちで危ない場面はあったがそれでも走り切れたし、首位から数秒差といい位置につけている。このマシンはとてもドライビングを楽しめる。自分のパフォーマンスに満足しているし、小さなトラブルはあったがうまく対応してタイムロスもそれほどではなかった。優勝を狙いたいが、明日は新しいラリーを迎えるようなもの。性格はまったく違うし、自分はまだ異なるコンディションでのこのマシンの動きやタイヤのマネージメントを学んでいるところ。明日は、それがとても重要になる。新しいことがたくさんあるが、プッシュを続けてみるよ」

■ティエリー・ヌービル/総合4番手

Hyundai Motorsport GmbH

「ちょっと苦戦した一日だった。午前はアタックを試みて、コースオフもしかけた。このようなチャレンジングなイベントでは、そんな状況にはなりたくないけどね。午後は少し良くなったが、走行順の影響が大きかった。ルーズグラベルに苦戦し、マシンはまったくグリップが得られず滑りまくりだったが、午後のループでは少しグリップも得られてかなり走りやすくなった。明日、いい走行順を得るために、カッレよりも上につけることが目標だったので、その点は良かった」

■エサペッカ・ラッピ/SS1でラリーリタイア

Hyundai Motorsport GmbH

「ヤンネ(フェルム、コ・ドライバー)も自分もOK。それが一番だが、残念ながらロールケージがダメージを受けているので、チリの走行を続けることはできない。SS1の最後のコーナーでのブレーキが遅すぎてしまい、なんとかしようと少し早めに曲げた。コンクリートの真ん前にグラベルのバンクがあり、たぶんフロントタイヤがグラベルにはまって転倒したのだと思う。すごくチャレンジングなステージだったので、かなり安全に走っていたので、全体的にブレーキが早めだった。いつものリズムをつかめていなかった」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■エルフィン・エバンス/総合3番手

Toyota Gazoo Racing WRT

「午前はとても内容が良かったが、楽ではなかった。グリップレベルがすごく低くて、今日のステージは特にテクニカルだった。すごく高速な場所もあったが、ブラインドにもなっていてグリップも同じ。だから、ペースノートがとても重要だった。午後は、道がかなり掃けていたので驚いたが、それで自分たち的にはかなり難しくなってしまったし、マシンの中でのフィーリングもベストではなかった。でも、今日の走行順を考えれば、かなりOK。少なくとも戦いに残れている。明日は走行順が良くなるので、もっと攻めていける」

■カッレ・ロバンペラ/総合5番手

Toyota Gazoo Racing WRT

「かなり難しい一日だった。ステージは、予想以上にルーズでスリッパリーだった。乾いていったところは、先頭で走るのは大きなチャレンジだった。午後はセッティングを少し変えて、その意味では格段に良くなったが、それでも砂利掃除は大仕事だった。路面はメチャクチャでラインがなかったので、タフだった。最後のステージではハーフスピンをして順位をひとつ下げてしまったので、明日の走行順的には良いことではなかったが、また戦い始められることを願っている」

■勝田貴元/総合6番手

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日のステージは本当に難しかったです。誰にとっても新しいステージでしたし、グリップはあまり高くないことは分かっていましたが、それでも予想以上にスリッパリーでした。ブラインドコーナーも多かったので、ペースノートとマシンを心から信頼できる必要がありました。午前はリズムよりも慎重さを重視して走っていましたが、サービスでエンジニアと一緒に多くの部分を変更して、午後はマシンのフィーリングがすごく良くなりました。ペースも出せましたが、それでもいくつかミスをしてしまい少しタイムロスになりました。明日もロングステージがあり走行順が3番手なのでビッグチャレンジになりますが、ベストを尽くします」



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