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2023年WRC第8戦ラリーエストニアは、7月20日（木）にシェイクダウンを終え、トヨタのカッレ・ロバンペラがトップタイムとなる1分58秒8をマーク。1.2秒差の2番手タイムにヒョンデのティエリー・ヌービル、1.7秒差の3番手にヒョンデのエサペッカ・ラッピが続いている。
前戦サファリから約1カ月のインターバルを経て迎えたエストニアは、フィンランドにも似たキャラクターを持つ高速グラベルラリー。サービスパークは、今年もエストニア第2の都市タルトゥにある、エストニア国立博物館の敷地内に設けられた。シェイクダウンは7月20日の午前9時01分（日本時間午後3時01分）に、サービスから南東に25kmほど走った「Kastre（4.08km）」のグラベルステージで実施された。
トップタイムを記録したのは、昨年のウイナーで現在ドライバーズランキングトップにつけるロバンペラ。「このラリーは間違いなくシーズン中、最も素晴らしいイベントのひとつだね。ステージのコンディションも最高だし、楽しみながらプッシュできたよ。ここはシーズン屈指のハイスピードイベントだし、シャープに走ることを求められるんだ」と、笑顔で振り返った
今回3台目のGRヤリス・ラリー1をドライブする勝田貴元が、トップから2.0秒差の4番手。「エストニアはある程度リスクを負ってでも攻める」と、シェイクダウン後に意気込みを語っている。2.1秒差の5番手はトヨタのエルフィン・エバンス、2.4秒差の6番手にはラリー1車両でWRC初参戦となるヒョンデのテーム・スニネンがつけた。2020年以来の地元勝利を目指すMスポーツ・フォードのオィット・タナックはエンジントラブルもあり、4.2秒差の7番手タイムでシェイクダウンを終えている。
ラリーは20日木曜日の20時05分（日本時間21日午前2時05分）に、サービス近隣に設けられたSS1「Tartu vald（3.35km）」で幕を上げる。
WRCエストニア シェイクダウン暫定結果
1. K.ロバンペラ（トヨタGRヤリス・ラリー1） 4/4 1:58.8
2. T.ヌービル（ヒョンデi20Nラリー1） 3/4 2:00.0
3. E.ラッピ（ヒョンデi20Nラリー1） 4/4 2:00.5
4. 勝田貴元（トヨタGRヤリス・ラリー1） 3/3 2:00.8
5. E.エバンス（トヨタGRヤリス・ラリー1） 3/4 2:00.9
6. T.スニネン（ヒョンデi20Nラリー1） 3/4 2:01.2
7. O.タナック（フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1） 1/1 2:03.0
8. P-L.ルーベ（フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1） 4/4 2:03.0
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション／走行回数】
