ライコネン「今回も目標は完走。まずはステージを知らないとね」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ライコネン「今回も目標は完走。まずはステージを知らないとね」

 

 キミ・ライコネンはWRCのヨルダンで初ポイントとなる、価値ある4ポイントを獲得した。
 現在ライコネンはラリートルコへ出場するためイスタンブールへ向かっている。ラリートルコは今年、全面的にルートが変更されており、経験が浅いライコネンにとっても、経験豊富な他のドライバーにとっても未知のコースとなる。ステージの難易度はわずかに上がっているという。

 他のドライバーとライコネンの違いはと言えば、シトロエンC4WRCでグラベルを走るのが、わずかに3度目という点だ。しかしこの“アイスマン”はチャレンジすることを一度たりとも恐れたことはない。

「チャレンジしていくことは好きだし、次につながっていくから、いいことだと思っている。本当のことを言うと、ヨルダンは今まで経験してきたラリーのなかで最も難しいラウンドだと考えていた。けれどもトルコはどういうレースになるのか、これも一切見当がつかないんだ。ヨルダンでは安全に走れるペースを見つけることができた。まぁこれは決してエキサイティングだとは言えないんだけれど、最終的には完走できたしポイントも獲れた。トルコではステージを走行してみて、その感触をまず判断する。それからどんな走りが可能なのかを探っていくよ。
 最優先課題は今回も完走すること。だってまったく新しいイベントに生まれ変わったわけだから、まずはステージがどんなものなのか知る必要があるからね。でも知ってのとおり、僕は競い合うのが好きな人間だ。だからできる限りの力を出して走るよ」

 ライコネンの右シートに座り、複雑なトルコのステージをノートを読み上げながら導くのは、カイ・リンドストロームだ。イスタンブールへの出発前にコメントしてくれた。
「どんな結果になるのか、まったく予想がつかないね。でも情報ではステージは高速で広めだという。これはキミのスタイルによく合っていると思うよ。ただひとつ気になるのは雨の危険性だ。まぁ天候は誰にとっても同じ問題だが、雨が降れば路面は非常に滑りやすくなる。そうなるとよくないよね。レッキをしっかりして、それからイベントのプランを立てるとするよ」

 ラリーオブターキーは来週末、4月16〜18日にかけて開催される。



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